凩や姥捨山の星の数 柳影 小春凪小じわの如き潮目かな 公平 冠雪の霊峰拝み旅終はる 千里 ちびつこの並ぶお絵かき文化の日 ひいづ 紅さして十夜の稚児の御練かな 章子 たどり見る復元絵巻文化の日 淑子 念願の古都の散策小六月 領一 校門に令和の国旗文化の日 桂伸 小春日や和み地蔵に手を合はす 隆雄
蕪村碑の長堤行けば小春風 由紀子 ここだけの話さらりと日向ぼこ 幸子 紅さして笑顔溢るる七五三 三重子 留守の宮旅の安全祈りけり 瓔子 鷹峯母の死を聞く時雨かな 信行 落葉焚叶はぬこの世情けなし 元二 大和富士低しとぞ鷹舞ひにけり 眞千子 神の留守御朱印待ちの長き列 恵子 バスの窓濡らし北山時雨けり 宏治
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