双六で奥の細道たどりけり   柳影
御掛鯛二尾向き合ひて飾られし 和子
長老の装束ゆかし射初かな   領一
受話器より溢れ出る声初電話  恵子
故郷の地名懐かし賀状来る   隆雄
御慶述べトランプはまた白熱す 舞
初凪に富士は裾野を広げたり  公平
初参り朱の大鳥居まづくぐる  ひいづ
七草の洋風味の粥となる    三重子
結ばれて花と見紛ふ初神籤   章子


有馬なれ薔薇湯をたてて女正月 裕子
黙々とただ黙々と雪を掻く   信行
積雪に白き世界の朝ぼらけ   カネコ
天窓に月蝕を見る寒夜かな   淑子
溶け競ふ仮設の軒の長氷柱   千里
すさまじき紅蓮の炎どんど燃ゆ 周雄
植うるもの算段の日々春を待つ とめ子
ラガー等の巨体よもやの男泣き 幸子
二三片円窓亭へ風花す     由紀子
佐保佐紀は一筋道や梅探る   眞千子



12月2021
          
1 2
3 4 5 6 7 89
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24/31 25 26 27 28 29 30

俳誌ひいらぎhttp://www.hiiragi-hp.jp/