境内の福火も順路初詣 領一 境内をはみ出す人出初薬師 ひいづ 薄色の短冊ゆかし初句会 由紀子 花道を出でくる舟や初芝居 操 福袋目当てに出掛け人に酔ふ 三重子 注連太くさすが大和の一の宮 眞千子 日の出まで良き声つづく初鴉 公平 リモートの画面に笑顔初句会 瓔子 食卓を早よ片付けよ歌留多せむ 淑子 割烹着いそいそ取りて妻御慶 尋嘉
福笹や巫女のかむれる金烏帽子 柳影 初釜の余興に貰ふ干支茶碗 晴子 山積みの堆肥袋や春を待つ 元二 蛇の目傘粋に挿頭して寒牡丹 和子 風花や人に出会わぬ紙の里 とめ子 隣保みな矍鑠として雪を掻く 裕子 山祇に一礼をして梅探る 章子 巳の杉に供へ山積み寒卵 英二 入園の鞄吟味や春隣 舞 信楽の狸囲みて水仙花 恵子
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