メール句会6月互選

 

以下互選到着順

井上眞千子選
5 雨の午後傘をやりたし百合の群 加々良 舞
13 山路染む色に見上ぐや桐の花 奥原尋嘉
18 神宮の森に奥ありほととぎす 池田宏治
27 飛べさうな子雀にまだ口移し 島村三重子
58 老眼のおしゃれ優先サングラス 中澤幸子
74 時の日や市庁舎道の花時計 小林豊治
87 父の日や古きカメラの皮カバー 由井 純
118 北斎が八方睨みや堂涼し 北崎広治
小林 豊治選
9 御朱印の列はずらりと夏帽子 北崎広治
13 山路染む色に見上ぐや桐の花 奥原尋嘉
38 広前を領して樟の緑かな 池田宏治
44 小手翳す大和青垣霾ぐもり 井上眞千子
64 くの字折れせる階や滝近し 荻野 操
96 何時見ても平穏寂寞蟻地獄 國本桂伸
104 江ノ電や駅ごとかはる七変化 竹内柳影
117 片陰の切れて眩しき交差点 堀内淑子
中澤幸子選
1 長電話楽しむことも梅雨ごもり 伊藤瓔子
20 単線の窓に広ごる麦の秋 池田章子
30 木苺の色付く庭に陶土干す 玉本由紀子
37 供花のなき外人墓地に蛇苺 池田章子
49 朝散歩日傘の影のすでに濃し 堀内淑子
89 路地奥に梅雨を点して鍼灸院 吉川元二
90 湾巡る遊覧船に鯉幟 岸本隆雄
114 鳥除けの網の百態貸農園 丸谷領一
奥原尋嘉選
8 薫風や旗ひらめかせ上皇車 竹内柳影
18 神宮の森に奥ありほととぎす 池田宏治
46 青芝や寝墓に刻む兵の齢 岸本隆雄
56 緑陰にウクレレを聞く昼休み 関恵子
91 かはほりや中空滲む月の影 由井 純
101 玉砂利を踏む音重し梅雨に入る 小山千里
113 打ち合ひて色の飛び散る風の薔薇 玉本由紀子
119 旅の宿鳥語鳥語に明け易し 瀬戸とめ子
毎回的外れの選評で、恥ずかしいのですが1年間はと宣言しましたので。
8は、まさに「薫風や」に納得。上皇旗は、より深い紫色とか。ご健康でご長命を祈ります。
18は、「森に奥あり」に、感じました。
46は、外人墓地かと思ったのですが。若くして逝った人を悼む気持ちに感じました。
56は、心休まる昼休み。「緑陰にウクレレ」が良き塩梅と思いました。
91は、少年時代を思い出しました。今では、まず見ることがないのですが、
夕方になると蝙蝠が多数飛び違っていました。中空ににじむ月にますます郷愁を覚えました。
101は、玉砂利を踏む句はありそうですが、「踏む音重し」に心動きました。
113は、風にそよぐ薔薇を「色の飛び散る」と表現されたところに感じ入りました。
119は、私も枕辺の鳥語に明易を覚えています。ましてや、旅の宿ではと思いました。
吉川元二選
8 薫風や旗ひらめかせ上皇車 竹内柳影
15 手水鉢多彩な四葩浮かせをり 丸谷和子
24 二人いて弾まぬ会話梅雨寒し 瀬戸とめ子
42 時の日も時計不用の余生かな 荻野周雄
56 緑陰にウクレレを聞く昼休み 関恵子
76 鐘楼の梁より垂るる巣藁かな 玉本由紀子
90 湾巡る遊覧船に鯉幟 岸本隆雄
111 青芝に園遊会の椅子並ぶ 岸本隆雄
竹内柳影選
2 ビ-ル飲む無事に平成生き抜いて 吉川元二
10 鯉のぼり天孫降臨誇る里   井上眞千子
20 単線の窓に広ごる麦の秋 池田章子
46 青芝や寝墓に刻む兵の齢 岸本隆雄
83 天平の甍にぬつと雲の峰 南田英二
90 湾巡る遊覧船に鯉幟 岸本隆雄
111 青芝に園遊会の椅子並ぶ 岸本隆雄
119 旅の宿鳥語鳥語に明け易し 瀬戸とめ子
荻野周雄選
8 薫風や旗ひらめかせ上皇車 竹内柳影
18 神宮の森に奥ありほととぎす 池田宏治
29 変色のポスター残れる町薄暑 南田英二
48 巣を張るる蜘蛛に朝夕声かける 河村ひいづ
59 老鶯にくたかけ声をしぼりけり 竹内柳影
82 端居して孫と勝負の詰め将棋 國本桂伸
90 湾巡る遊覧船に鯉幟 岸本隆雄
110 清正の井の渾渾と菖蒲園 小川晴子
玉本由紀子選
27 飛べさうな子雀にまだ口移し 島村三重子
50 庭中に林のごとく立葵 瀬戸とめ子
66 鳩時計声のくぐもる梅雨入かな 伊藤瓔子
68 燕来る塗りごめの壁今井町 井上眞千子
87 父の日や古きカメラの皮カバー 由井 純
107 菖蒲園巡る八ツ橋太鼓橋 池田宏治
117 片陰の切れて眩しき交差点 堀内淑子
24 二人いて弾まぬ会話梅雨寒し 瀬戸とめ子
丸谷領一選
1 長電話楽しむことも梅雨ごもり 伊藤瓔子
4 一輪車操る姉妹五月晴 関恵子
6 燕来る八幡堀の旧ロケ地 河村ひいづ
12 山門をくぐりてしゃがの浄土かな 中澤幸子
49 朝散歩日傘の影のすでに濃し 堀内淑子
76 鐘楼の梁より垂るる巣藁かな 玉本由紀子
89 路地奥に梅雨を点して鍼灸院 吉川元二
107 菖蒲園巡る八ツ橋太鼓橋 池田宏治
丸谷和子選
5 雨の午後傘をやりたし百合の群 加々良 舞
13 山路染む色に見上ぐや桐の花 奥原尋嘉
20 単線の窓に広ごる麦の秋 池田章子
56 緑陰にウクレレを聞く昼休み 関恵子
76 鐘楼の梁より垂るる巣藁かな 玉本由紀子
83 天平の甍にぬつと雲の峰 南田英二
96 何時見ても平穏寂寞蟻地獄 國本桂伸
101 玉砂利を踏む音重し梅雨に入る 小山千里
小山千里選
18 神宮の森に奥ありほととぎす 池田宏治
20 単線の窓に広ごる麦の秋 池田章子
39 甲羅干す亀を囃すや葭雀 荻野 操
63 くたかけのひねもす鳴きて梅雨に入る 竹内柳影
66 鳩時計声のくぐもる梅雨入かな 伊藤瓔子
70 何度でも跪き撮る花菖蒲 堀内淑子
98 魁の一輪白し花菖蒲 荻野 操
114 鳥除けの網の百態貸農園 丸谷領一
國本 桂伸選
1 長電話楽しむことも梅雨ごもり 伊藤瓔子
2 ビ-ル飲む無事に平成生き抜いて 吉川元二
8 薫風や旗ひらめかせ上皇車 竹内柳影
18 神宮の森に奥ありほととぎす 池田宏治
37 供花のなき外人墓地に蛇苺 池田章子
69 奥津城や夏鶯をほしいまま 瀬戸とめ子
83 天平の甍にぬつと雲の峰 南田英二
104 江ノ電や駅ごとかはる七変化 竹内柳影
高田信行選
4 一輪車操る姉妹五月晴 関恵子
6 燕来る八幡堀の旧ロケ地 河村ひいづ
9 御朱印の列はずらりと夏帽子 北崎広治
46 青芝や寝墓に刻む兵の齢 岸本隆雄
87 父の日や古きカメラの皮カバー 由井 純
96 何時見ても平穏寂寞蟻地獄 國本桂伸
107 菖蒲園巡る八ツ橋太鼓橋 池田宏治
117 片陰の切れて眩しき交差点 堀内淑子
南田英二選
8 薫風や旗ひらめかせ上皇車 竹内柳影
33 丸善をうろうろ梅雨の日の暮るる 伊藤瓔子
60 剪定の進み大樹は影失くす 島村三重子
81 短夜やこの章までは譲れない 高田信行
89 路地奥に梅雨を点して鍼灸院 吉川元二
101 玉砂利を踏む音重し梅雨に入る 小山千里
104 江ノ電や駅ごとかはる七変化 竹内柳影
117 片陰の切れて眩しき交差点 堀内淑子
島村三重子選
1 長電話楽しむことも梅雨ごもり 伊藤瓔子
8 薫風や旗ひらめかせ上皇車 竹内柳影
11 傘立てに一本交じる日傘かな 由井 純
13 山路染む色に見上ぐや桐の花 奥原尋嘉
21 短夜や瀬音高まる貴船川 岸本隆雄
73 紫の葉脈走る畝の茄子 丸谷領一
101 玉砂利を踏む音重し梅雨に入る 小山千里
114 鳥除けの網の百態貸農園 丸谷領一
由井純選
18 神宮の森に奥ありほととぎす 池田宏治
25 濡れそぼつ大石小石滝の道 荻野 操
29 変色のポスター残れる町薄暑 南田英二
40 紫陽花の雫のままに剪りくれし 丸谷和子
41 紫陽花や雨止みてから来るタクシー 加々良 舞
44 小手翳す大和青垣霾ぐもり 井上眞千子
46 青芝や寝墓に刻む兵の齢 岸本隆雄
66 鳩時計声のくぐもる梅雨入かな 伊藤瓔子
関恵子選
16 照明に映ゆる洋館香る薔薇 荻野周雄
20 単線の窓に広ごる麦の秋 池田章子
21 短夜や瀬音高まる貴船川 岸本隆雄
24 二人いて弾まぬ会話梅雨寒し 瀬戸とめ子
87 父の日や古きカメラの皮カバー 由井 純
95 園巡るゆかしき銘の花菖蒲 丸谷和子
99 開きたる窓の真中に月おぼろ 田村カネコ
117 片陰の切れて眩しき交差点 堀内淑子
北崎広治選
2 ビ-ル飲む無事に平成生き抜いて 吉川元二
37 供花のなき外人墓地に蛇苺 池田章子
39 甲羅干す亀を囃すや葭雀 荻野 操
42 時の日も時計不用の余生かな 荻野周雄
69 奥津城や夏鶯をほしいまま 瀬戸とめ子
78 清正の井の滾滾と花菖蒲 池田章子
81 短夜やこの章までは譲れない 高田信行
104 江ノ電や駅ごとかはる七変化 竹内柳影
堀内淑子選
7 鬼門祓ひや十薬の花の白 小林豊治
38 広前を領して樟の緑かな 池田宏治
46 青芝や寝墓に刻む兵の齢 岸本隆雄
64 くの字折れせる階や滝近し 荻野 操
87 父の日や古きカメラの皮カバー 由井 純
90 湾巡る遊覧船に鯉幟 岸本隆雄
98 魁の一輪白し花菖蒲 荻野 操
119 旅の宿鳥語鳥語に明け易し 瀬戸とめ子
7 口調が悪いような面白いような、それがどくだみの匂いと花の印象とのアンバランスさと呼応している。
38 広前を領する、という言い方が立派で、楠ならさもありなんと思わされた。 
46 若者の墓はつらい。それが戦死であればなお。 
64 くの字折れという言葉で、さぞ急な道を上がってこられたのろうと分かる。あと少しと、
自分を励ます気持ちが出ている。
87 昔のカメラのは皮カバーが付いていた。形見として手元に置いておられるのだろう。 
90 遊覧船に鯉幟とは、楽しげで気持ちが良い。
98 花菖蒲が咲いた。紫だと思っていたら白だった驚きと、喜び。 
119 囀りで目が覚める幸せ。
河村ひいづ選
新茶摘む一心二葉と教えられ 國本桂伸
24 二人いて弾まぬ会話梅雨寒し 瀬戸とめ子
49 朝散歩日傘の影のすでに濃し 堀内淑子
62 遠望は緑雨に煙る大和富士 牧野喜代子
89 路地奥に梅雨を点して鍼灸院 吉川元二
114 鳥除けの網の百態貸農園 丸谷領一
119 旅の宿鳥語鳥語に明け易し 瀬戸とめ子
80 体調が良くて日替わり旅参加 田村カネコ
瀬戸とめ子選
4 一輪車操る姉妹五月晴 関恵子
20 単線の窓に広ごる麦の秋 池田章子
21 短夜や瀬音高まる貴船川 岸本隆雄
101 玉砂利を踏む音重し梅雨に入る 小山千里
111 青芝に園遊会の椅子並ぶ 岸本隆雄
117 片陰の切れて眩しき交差点 堀内淑子
46 青芝や寝墓に刻む兵の齢 岸本隆雄
72 散り敷けるえごに明るむ山路かな 奥原尋嘉
小川晴子選
8 薫風や旗ひらめかせ上皇車 竹内柳影
29 変色のポスター残れる町薄暑 南田英二
37 供花のなき外人墓地に蛇苺 池田章子
49 朝散歩日傘の影のすでに濃し 堀内淑子
87 父の日や古きカメラの皮カバー 由井 純
111 青芝に園遊会の椅子並ぶ 岸本隆雄
117 片陰の切れて眩しき交差点 堀内淑子
119 旅の宿鳥語鳥語に明け易し 瀬戸とめ子
加々良舞選
8 薫風や旗ひらめかせ上皇車 竹内柳影
9 御朱印の列はずらりと夏帽子 北崎広治
11 傘立てに一本交じる日傘かな 由井 純
42 時の日も時計不用の余生かな 荻野周雄
45 寝返りや短夜をまた裏返す 小林豊治
55 立ち籠むる聖なる煙梅雨のミサ 小山千里
81 短夜やこの章までは譲れない 高田信行
87 父の日や古きカメラの皮カバー 由井 純
11.誰かがいち早く持ってきた日傘で、夏の訪れに気づく様子が面白く思いました。
42.時間に縛られない悠々自適の生活を羨ましく思いました。
45.裏返し、また裏返しして、気が付けば明けている短い夜なのだろうと思いました。
55.振り香炉による献香でしょうか、雨に降り籠められた教会での、静謐な儀式が目に浮かびました。
池田宏治選
21 短夜や瀬音高まる貴船川 岸本隆雄
40 紫陽花の雫のままに剪りくれし 丸谷和子
44 小手翳す大和青垣霾ぐもり 井上眞千子
49 朝散歩日傘の影のすでに濃し 堀内淑子
76 鐘楼の梁より垂るる巣藁かな 玉本由紀子
96 何時見ても平穏寂寞蟻地獄 國本桂伸
101 玉砂利を踏む音重し梅雨に入る 小山千里
31 梅雨寒や留守居一人の厨事 牧野喜代子
池田章子選
13 山路染む色に見上ぐや桐の花 奥原尋嘉
21 短夜や瀬音高まる貴船川 岸本隆雄
44 小手翳す大和青垣霾ぐもり 井上眞千子
56 緑陰にウクレレを聞く昼休み 関恵子
66 鳩時計声のくぐもる梅雨入かな 伊藤瓔子
76 鐘楼の梁より垂るる巣藁かな 玉本由紀子
98 魁の一輪白し花菖蒲 荻野 操
111 青芝に園遊会の椅子並ぶ 岸本隆雄
伊藤瓔子選
8 薫風や旗ひらめかせ上皇車 竹内柳影
30 木苺の色付く庭に陶土干す 玉本由紀子
44 小手翳す大和青垣霾ぐもり 井上眞千子
46 青芝や寝墓に刻む兵の齢 岸本隆雄
53 盆栽の松の飾りや蜘蛛の糸 小川晴子
89 路地奥に梅雨を点して鍼灸院 吉川元二
90 湾巡る遊覧船に鯉幟 岸本隆雄
98 魁の一輪白し花菖蒲 荻野 操
8上皇車という新しい言葉を使い、しかも清新な句に感心しました。
30雰囲気が伝わってきます。素敵な陶器が焼きあがりそうですね。
44奈良盆地をぐるりと囲む山々、日射しは眩しいほどなのにうすく曇ってみえるのですね。
46外人墓地の感じ、青芝が利いています。
53盆栽の松に蜘蛛の糸を発見。意外な驚きが一句に
89たたずまいは、いかにも鍼灸院です。なにげない日常の風景が詠まれています。
90遊覧船の楽しさが伝わります。子供達も喜んでいるでしょう。
98数ある菖蒲園の花のなかでも白が一番に咲いたのですね。凛とした白菖蒲が目に浮かびます。
岸本隆雄選
2 ビ-ル飲む無事に平成生き抜いて 吉川元二
4 一輪車操る姉妹五月晴 関恵子
33 丸善をうろうろ梅雨の日の暮るる 伊藤瓔子
40 紫陽花の雫のままに剪りくれし 丸谷和子
49 朝散歩日傘の影のすでに濃し 堀内淑子
56 緑陰にウクレレを聞く昼休み 関恵子
66 鳩時計声のくぐもる梅雨入かな 伊藤瓔子
82 端居して孫と勝負の詰め将棋 國本桂伸
002昭和は戦争と復興の時代、平成は今一つインパクトの無い時代だった。
バブルが弾けて不況感がいつまでも残っていた。でも何とか無事に生き伸びて良かった。
004小学生ぐらいだろうか、生き生きと競うように乗り回している様子が目に浮かぶ。
033何か面白い本でも無いかなと書棚を見て回る、私も大好きだ。至福のひと時。
040通りがかりに紫陽花を見ていると、お持ち帰りになりますかと切ってくれた。手を濡らす雫まで愛おしい。
049朝早く散歩していると日傘の影がだんだんと濃くなってきた。微妙な変化に気付いて一句が出来た。
056手作りの昼弁当でも食べているのだろうか。ウクレレの音が気持ちを和らげてくれるようだ。
066梅雨の鬱陶しい気分がよく出ている。
082私の孫も将棋に夢中、もうすでに勝負にならないぐらい上達した。