第132回 虹の会 大磯城山公園と旧吉田茂邸吟行

平成30年3月31日



参加者13名
天気晴れ
句会場ビバヴィレッジ湘南茅ケ崎


城山公園より展望



   

城山公園入口
城山公園展望台
◇日本一の景色とはこの事でしょうか。大磯駅からバスで五分程、城山公園入口を右旧吉田邸を左にとらえて下車すると街道の先に雪の真っ白な富士が出迎えてくれ、まず圧倒される。
坂を上がり城山公園の展望台に上ると富士山は裾まではっきりと見え、左側には相模湾が広がる。(千里)

◇見事に晴れ上がった空に浮かぶ富士山、まるでふわりふわりと漂い出したかのように裾野まで真白な雪が残っていた。(隆雄)

◇城山公園の展望台からの眺めは素晴らしかった、起伏の激しい丘で足の鍛錬にもなった。 植物が豊富で普通には少ない、草花では浦島草、木では花いかだに出会い、楽しめた。(享子)

◇展望台は標高40mほどというが、息が切れる。しかし登ってみると富士は素晴らしい。(淑子)

◇吉田邸は国道をわたって海側。火事後の再建から1年とのこと。ちょうど自民党本部で見つかった吉田茂氏の肖像画を寄贈されるという式典があり、黒服の人や報道の人が目立った。(淑子)

◇旧吉田邸、建物も庭も申し分なき所。金の間、銀の間、ローズルームと名付けた食堂もすべてが宰相の人柄を偲ばせる。(千里)

◇大磯の吉田邸は昔から有名で一度来たいと思っていたので、その機会を頂き有難かった。ただ、素晴らしい立地であるが、改築された由の建物が全く新しく何となく期待していた風格が感じられなかったのが残念だ。(周雄)


旧吉田茂邸

吉田邸の窓より
◇吉田邸の金の間から眺めた富士山、春霞に少々ぼやけていたが、なんとも云えぬ風情だった。(隆雄)

◇富士から目を移せば相模湾が一望の吉田茂宰相宅も感嘆しきりでした。(晴子)

◇別荘の応接、金の間からは富士山と太平洋を望むことができる。ロケーションさすが。
(宏治)
◇吉田邸のお庭は桜が満開、七賢堂の前に珍しい春蘭の花を見つけた。(瓔子)

◇吉田邸の薔薇園でクイーンエリザベス、マリア・カラス、アデナウワーと名付けられた薔薇が数本あり、懐かしく眺めた。(享子)

吉田邸庭園

吉田茂像
◇旧吉田邸では、たまたま来館中の二階幹事長一行と会って、握手をしてもらった。(章子)

◇吉田茂氏のサンフランシスコに向くという像は、海が広々と見えるところにあり、堂々としたものだ。(淑子)


小路智壽子先生選

ワンマンの宰相の像花の中隆雄原句 銅像はワンマン宰相花の中
別荘の山や囀四方に聞き宏治
春の海出臍の如き烏帽子岩隆雄
満開の桜天蓋兜門晴子
富士と海見霽かす山木々芽吹く享子
半島の海に消えゆく霞かな宏治
一望の駿河や伊豆は春霞み周雄原句 一望の富士箱根伊豆春霞み
天守より眺むお濠の花の雲和子
松の花杖のワンマン宰相像章子原句 杖をつく宰相像へ松の花
一望の花の湘南海光る瓔子
舞い散りし花を受けとむ兜門晴子
正面に富士や桜や散歩道晴子原句 正面に富士と桜の散歩道
皆寡黙浜点点と鱚を釣る千里
△サンルームめく展望室や春麗淑子原句 サンルームめく展望室に春の風
△山椿鎌倉古道城の山和子原句 城山の鎌倉古道山椿
△数多く零るる椿樹下真つ赤幸子
△一望や右手に春富士左手海享子
△飛花落花よろこび割子開く子ら千里原句 飛花落花かまはず割子開く子ら

 
参加者のひとこと
お天気春うらら・・・御殿場以来の富士、堪能しました。桜と富士日本一同士、日本ならではの景色、美しかったです。最新の会場も見学できて倖せ!(加容子)
満開の花に囲まれて始めて大磯を訪れました。とても気持ちの良い吟行で楽しい一日を過ごしました。遠くまで訪れた甲斐がありました。(幸子)
久し振りの虹の会ではるばる電車で大磯城山公園や吉田邸に来て、富士山や見事な吉田庭園に二階幹事長とお会いでき、句会会場もすばらしい所で一日が良い日になりました。(三重子)
桜満開、目の前に富士を望んだ大磯で吟行できたことはとても幸せでした。句会場も眺めがよく、一日楽しい小旅行が出来ました。ご準備いただいた皆様に感謝いたします。(晴子)
第5土曜ということで、また晴天に恵まれて多数参加された。城山公園と吉田邸とで分かれているので、見学には若干時間がかかる。あきらめていた桜も美しく、富士もよく見えて嬉しくなってしう。(淑子)
好天に恵まれ、富士山を望み、満開の花を見、囀を聞く絶好の吟行日和。展望台で食べる弁当、つくづく旨し。(宏治)
句会場は和子さんがお住まいの相模湾が目の前に広がる高級マンション。そのゲストホールをお借りしての句会で、とてもいい気分で句会が出来ました。備え付けのコーヒーを頂き、半日歩きまわった疲れが吹き飛んだ感じです。ども有難うございました。(章子)
和子様のマンションから眺める相模灘、烏帽子岩が出べそのように思われた。すばらしい眺めだった。富士を眺め、朝日を眺め、海を眺める毎日がうらやましかった。(隆雄)
大磯の吟行の後、茅ケ崎の私のマンションに十三名も参加して頂き、感謝しております。海に富士に見えますので、又皆様ご利用下さいませ。(和子)