第137回 虹の会 熱海吟旅 | 平成31年2月16日/17日 |
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熱海駅改札口11時に待ち合わせ。参加者の多くは快速アクティーなどを利用して到着。
駅前で昼食を済ませてバスで熱海梅林へ向かった。2時間ほど自由に吟行し、徒歩で来宮神社へ。
夕方ホテルにチェックインし、部屋にて18時締め切りの句会をした。 二日目は、糸川遊歩道を歩いて、サンビーチへ。お宮の松なども吟行し、13時半締切で2回目の句会をした。 会場は熱海駅前の第一ビルの会議室を利用。 |
第1日目 |
◇名にし負う熱海の梅林に吟旅となった。 駅は、わやわやとごった返す賑いであった。 (とめ子) ◇久々に熱海を訪ねました。駅前から直通バスで梅園へ。梅園には多くの人(外国の方も)が順路札に沿って流れてゆく様子。小道だけに都会の雑踏を思わせる様・・・でしたが、お天気にも恵まれ、良い吟行が出来ました。(千里) ◇初めて熱海梅園を訪れました。白梅紅梅ともに良い感じで混ざり合っていて見事でした。 おいしい甘酒も頂き、楽しい春の吟行でした。(恵子) | 芭蕉句碑「梅が香にのつと日の出る山路かな」 |
◇甘酒のサービスがあり列に並んで頂いた。梅そのものよりも園自体が素晴らしい造りで、初めてということもあり新鮮であった。(とめ子) ◇梅園で立ち食いのおでんがよく味がしみ込んで美味だった。(隆雄) |
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◇熱海梅園は昔とは違い、足元も整備され歩きやすく、梅もまさに見頃。甘酒もいただき、楽しく一巡しました。(晴子) ◇想像していたより広い園だった。園の一番奥に足湯があるのも熱海らしく、その近くにあった枝垂れ梅が素晴らしく美しかった。(瓔子) |
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駐杖橋 |
◇白梅と紅梅のまざり具合も絶妙で、渓を流れる水音も梅祭を一層盛り立てていた。 梅の香を胸いっぱいに吸い込んだ一日だった。(隆雄) ◇川にかかる五つの橋はすべて意匠が異なり、風情のある名前がついていた。(瓔子) |
◇来宮神社の大楠に大いに力を貰った。これからもがんばって元気に吟行を続けたい。(隆雄) ◇来宮神社は、パワースポット。大楠には圧倒されました。(千里) |
来宮神社本殿 |
来宮神社 大楠 |
◇来宮神社も初めてでした。大楠のまわりを自分、家族、友人の健康を願い廻りました。 (恵子) ◇楠の樹に圧倒されました。天候に恵まれ、こもれ陽のかかる樹を観て句をと思ったのに見とれていました。 (加容子) ◇来宮神社はおしゃれなカフェも出来ていて、その様変わりにビックリしました。 暖かく良いお天気に恵まれ、楽しい熱海吟行一日目でした。(晴子) |
◇立ち寄った店の温泉饅頭の旨いのに驚き、熱海を見直した。店の名は利久。 暖かい日で、沖に浮く初島が霞んでいかにも春。のんびりとした心地だ(宏治) ◇熱海といえば温泉。しかし梅林も有名な所。今回の吟行地は盛りだくさんな内容であった。かなり歩く事になったが疲れも忘れるほどだった。あとは食事をして温泉入って寝る。至福が待っている。(好子) ◇久しぶりの七句出句、句作りに大わらわの一日だった。(隆雄) |
来宮よりホテルに向かう道より |
降り立てば熱海湯の風梅の風 | 尾好子 |
ふくよかに八重の野梅や紅ほのか | 関 恵子 |
枝垂梅無造作に枝突き出せり | 小川晴子 |
白梅の天蓋となる芭蕉句碑 | 岸本隆雄 |
鳥雲に大楠樹齢二千年 | 尾好子 |
霊験の楠を触るや冴返る | 小山千里 |
島一つ浮かべて霞む伊豆の海 | 池田宏治 |
渓谷を渡る琴の音梅祭 | 岸本隆雄 |
香のほのと人挙る庭梅日和 | 小山千里 |
梅枝の簪めきて花二輪 | 小山千里 |
太鼓橋渡る足元芹の水 | 尾好子 |
△梅早し足湯楽しむ二人かな | 岸本隆雄 |
△本物は来ぬと鶯笛を売る | 小山千里 |
△梅園や風情異なる橋五つ | 関 恵子 |
△ほとばしる水のほとりや水草生ふ | 池田宏治 |
△白梅を染めて傾く夕日かな | 伊藤瓔子 |
△はらはらと木道に落つ梅の花 | 小川晴子 |
第2日目 |
熱海桜 糸川遊歩道 |
◇晴天に恵まれ、少し歩けば汗ばむ程の陽ざしの中、宿から海岸の方へ川沿いを散策する。 折よく寒緋桜の並木が満開に、はらはらと散り初めている。濃い花弁が川中で寄り集まって流れたり溜まったりしている様に出逢え、好運でした。(千里) ◇熱海桜が思いのほか満開で、糸川沿いの道は良いお花見になりました。(恵子) ◇つづけて良いお天気に恵まれルンルン気分。これで句もルンルンといけば・・・・?? 何とか参加できる事に喜びを持ち続けていきたいです。(加容子) ◇糸川に沿う熱海桜が盛りを過ぎてなお見事。一句にと思うことしきりなれど・・・(宏治) ◇昨日は梅、今日は桜。なんと贅沢な吟行でしょう。(瓔子) |
◇うららかな良い日和でした。ハーバーのヨットがかすかに揺れて、白い船体が日を返していました。 熱海は山の天辺までホテルの様相をしています。見上げるばかりのホテル群にも春の日射しがいっぱいでした。(とめ子) ◇海に出ても春の陽が暖かく吟行日和でした。(恵子) ◇海辺では遊歩道を「お宮の松」をめざして歩く。様々な花が咲き揃い美しい。 海も穏やかで、砂浜では波打際で戯れる人たちもいて、早春の吟旅を楽しめました。(千里) ◇暖かな日差しですっかり春の海のさまの伊豆の海をぼんやり眺める。 海はやはりその先に未知の世界がひろがる気がして気持ちも軽くなる。(好子) ◇サンデッキというすてきな堤防の上から眺める海は、春の陽にたゆたっていた。 半島の頂きには、白亜の熱海城。出入りする渡し舟には鴎がいっぱい群れていた。(隆雄) |
ヨットハーバー サンデッキ |
お宮の松 |
◇お宮の松に流れるメロディーになんとも言えぬ懐かしさを覚える。良きかな知らぬ地の吟行。 (宏治) ◇熱海吟行二日目。かの有名な貫一お宮の松を見る。余りにも語り尽くされ、新鮮味がない。 (好子) ◇お宮の松はひっきりなしに観光客が訪れ、また車窓から見る人もあり、やはり観光スポットなのだと感じました。(恵子) ◇二月というのに春の陽気の中、気持ちよく熱海海岸の散歩が出来ました。無事句会終われば干物とおまんじゅう、家苞にしたいなあ。(晴子) ◇海岸から駅まで急な坂道を登る。これがなかなか大変だった。羊羹を一本家苞とした。(隆雄) |
春の旅観光船に群鷗 | 瀬戸とめ子 |
冬鷗引き連れ戻る渡船かな | 岸本隆雄 |
梅林に入りて琴の音軽やかに | 関 恵子 |
花筏早瀬にすはと崩れけり | 尾好子 |
琴の音に和する囀り散歩道 | 小川晴子 |
ようこそと湯宿門前柳の芽 | 小川晴子 |
遊覧船鷗従へ風光る | 小山千里 |
高舞へる鳶や熱海の波止は春 | 池田宏治 |
子供等の波と遊べる春の海 | 小川晴子 |
△園巡る春は名のみの風頬に | 瀬戸とめ子 |
△咲き満ちて熱海桜は川へ散る | 池田宏治 |
△麗らかやデッキ賑はふ遊覧船 | 関 恵子 |
△汐風やさくら咲き初む遊歩道 | 小山千里 |
△沖遠く浮かぶ灯台春霞 | 木賀加容子 |
△石垣の砌を染めて花の塵 | 瀬戸とめ子 |
△潮の香やお宮の松の芯の立つ | 岸本隆雄 |
△ちらほらと花の熱海の遊歩道 | 木賀加容子 |