第146回 虹の会 古河吟行 |
2025年3月19日 |
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人も少なく静かに桃林の美しさを満喫できたのは良かった点、雨と寒さに震えたのは残念な点でした。(千里) 公方公園は雨もまたよく静かで御所池の向こうに桃畠が広がる景色はまた見たいと思いました。(章子) |
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![]() 桃林 |
◇降り止まぬ雨の中ゆっくりの桃の園を吟行。
(宏治) ◇桃の花は三分咲き程度でしたが桃林は全体的に濃いピンクとなっており花桃の艶やかさを楽しむことができた。 (椿) ◇いわゆる桃色だけでなく白いもの(品種「寒白」)がところどころに植えられていて良い景を成している。 (淑子) |
◇春の雷に雪から雨に車中の景色を楽しみ古河桃園に着き桃の由来を知る。「桃は成長が早く枝は薪にもなる」とのこと。
(三重子) ◇民家園ということで2戸が県内から移築されている。竈は燻蒸のために焚いているそうで、いぶした匂いが漂っていた。 (千里) | ![]() 公方の墓所 |
公方様の墓所は質素や桃ふふむ | 章子 |
高からぬ富士見の塚の草青む | 宏治 |
竈あり土間あり春の灯あり | 宏治 |
鴬や茅葺屋根に雨やどり | 椿 |
古民家へ行くも帰るも春の泥 | 淑子 |
春分の雪のせて来る電車かな | 章子 |
春荒の桃源郷に集ひたる | 章子 |
古民家の雨垂れを聞く彼岸かな | 章子 |
◆冷たい春の雨の吟行となりましたが、春の雪、雪の果、斑雪、春泥などの季語を実感できたのは収穫でした。
荒天のため立ち並ぶ屋台も幕が掛かったままでした。今度はお天気が良く賑わっている桃まつりの句にも挑戦したいです。
(椿) ◆最も多いピンクの「矢口」という品種が3分咲で、白と紅が一本に混合咲く「源平」は遅咲きで全く咲いていない。ちょっと残念。 (淑子) ◆文字を記されない程の句帳の濡れには閉口しました。 (とめ子) ◆昼頃管理棟に戻ると振り袖姿の桃娘さんに会うことが出来て良かった。 (千里) ◆行きの電車の中からは一面の銀世界が広がり、皆が無事に集まれたのがなによりでした。 (章子) ◆第95回の虹の会でも訪れた公方公園の再訪である。その時は秋で寒かったようだ。 今回も寒くて雨のため、また足元がわるくて写真を撮る余裕がなかった。 (淑子) |