第19回 虹の会 横浜中華街吟行

平成11年1月31日



参加者8名
天気晴れ
句会場華都飯店
集合場所JR根岸線石川町駅改札口
       
この日詠まれた季語たち
春・春の海・春の潮・春の波・寒晴・日向ぼこ・春昼
冬鴎・寒凪・浮寝鳥・冬日・暖か・春光・寒・冬ぬくし
ゆりかもめ・冬鳥・おでん・四温・日脚伸ぶ・春隣・春風
紅梅・春節・春寒・冴ゆ・ちゃんちゃんこ・春を待つ


JR根岸線石川町で待ち合わせ。中華街を通り抜け、山下公園まで歩く。 冬晴れの港は日向ぼっこをする人でいっぱい。空いているベンチもない。かもめが波間に浮かび、岸壁に波が砕け散る。
ここで別れてみな句帳を取り出す。 赤い靴の少女の像は海をむいて膝を抱いている。並んでぼんやり海を眺めても、なかなか句になってこない
時間を見はからって、また中華街へ戻り、関帝廟を見学する。冬の日に屋根の龍がきらきらして、きらびやか。春節祭も間近である。句会場になっている華都飯店はこのすぐ近くである。
インフルエンザの流行で、参加の予約をしていた方も2人ほど欠席だったのは残念だったが、20回を記念して昼食会を開いた。3000円の料理にしては食べごたえがあり、その上、句会する時間も頂いてよい会場であった。 (瓔子記)


小路紫峽先生選

春昼のブイに屯の鴎かな
春光や極彩色の関帝廟 好子
汽笛鳴る四温の街の亭午かな好子
停泊船なき桟橋に日脚伸ぶ好子
冬ぬくし大桟橋はがらんどう隆雄
春節を待つ中華街賑ひぬ淑子