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平成13年9月15日
| 参加者 | 16名 |
| 天気 | 晴れ |
| 句会場 | 浜離宮内芳梅亭 |
| 集合場所 | 新橋駅銀座口改札 |
中島の御茶屋
![]() 三百年の松 |
◇三百年の松も元気よく、緑一杯の枝ぶりを見て何かしら元気づけられる思いをしました。(隆雄) |
| ◇久しぶりに野外でお弁当を頂きました。鴉も鳩も襲ってきませんでした。上野公園ではこわくてとてもそんなことはできません。同じ恩賜公園でも大違い。やはり将軍様の離宮では暮らす鳥たちもどこか上品?(広治) ◇テレビや新聞でも数万本のコスモスと報道されていたので、楽しみにして来ましたが、期待通り素敵でした。(瓔子) |
![]() キバナコスモスの花畑 |
![]() 潮入り池 |
◇水上バスの発着のときの汽笛、これを聞いて秋思にふけった人もさめた人もいたらしい。(淑子) ◇山国育ちの私は鯊があんなに飛び跳ねるという事を初めて知りました。(ひで子) ◇潮入の池で飛び上がっていた魚何かなと思っていましたが 句会では 鯊と鯔があがって居ましたがどちらでしょうか(辰也) |
| ◇鴨場は鴨をただ獲る所かと思いましたがそうじゃあなくて鴨を相手に鴨を捕まえるまでの過程を楽しむ所というのがよく判りました。昔の高貴な人の遊戯場ですね。(辰也) |
![]() 鴨場小覗 |
![]() 鴨場 |
◇午後からは涼しい海風も吹いてきて落ち着いて吟行を楽しむことができました。(聖樹) |
| ◇秋風が潮の香りを運んでくれ、曼珠沙華が思いのほか咲いていました。(和江) ◇夜間照明のされるとかで菰をかぶせた照明燈が目立ちました。(操) ◇曼珠沙華の盛りに出合えた。ラッキー(淑子) |
![]() 曼珠沙華 |
| ホ句の秋投句箱とて竹の筒 | 勝子 |
| 出航の汽笛に秋思破らるる | 淑子 |
| 鯊跳んで潮入池に潮満ち来 | ひで子 |
| 潮入りの池なり鯊の飛びにけり | 淑子 |
| 迎賓館跡の叢昼の虫 | 聖樹 |
| 遠目にもはねしは鯊と見えにけり | 和江 |
| 松籟の恩賜庭園秋深む | 勝子 |
| 上げ潮に舟虫逃ぐる礁かな | ひで子 |
| この先に鴨場ありとて案内板 | 丹花 |
| 風折れの枝に一本月夜茸 | 貞子 |
| この日詠まれた季語たち |
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| 天高し・秋暑し・新涼・敬老の日・夏座敷 |
| コスモス・萩・曼珠沙華・鳳仙花・月夜茸 |
| 鯊・鯔・ばつた・法師蝉・蝉・虫・とんぼ |
| 秋思・秋の水・秋潮・舟虫・さんご樹の実 |
| 色無き風・秋風・色変えぬ松・遊船・秋日傘 |
| 鴨・秋・水の秋・露・新松子・心太・氷菓 |
| 鰯雲・秋の雲・秋の夜・秋の山・涼し |
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◆将軍家の風格を偲び、よい吟行を楽しみありがとうございました。(勝子) ◆松の見事な浜離宮への吟行は久しぶり、汗ばむ程の好天に、コスモスよ彼岸花よ紅萩よと水の豊かな苑歩きを楽しんだ。(丹花) ◆好奇心にかられて香席に参加しました。伽羅の香なども聞くことができ、優雅でよかったのですが、肝心の俳句は慌しく作ってしまいました。(瓔子) ◆サラリーマン時代に銀座の支店に勤務していた頃、「ひいらぎ」の締め切りが近くなると浜離宮へ出かけて何とか数だけ揃えて投句をしていました。紫峽先生も浜離宮をよくご存知と見えてすばらしい添削をしてくださいました。(隆雄) ◆久しぶりの浜離宮は大変懐かしかったです。東京句会発足当時はみんなでよく来ました。あれから十年が過ぎました。はやいようでもあり、長かったようでもあり、亡くなった句友の顔を思い浮かべておりました。(柳影) |