第4回 虹の会 幕張海浜公園吟行

幕張本郷駅の前からマリンスタジアム行きのバスに乗る。幕張新都心のビル群を抜けて、薄い水色のスタジアムの前でバスを降りる。メッセの大きな屋根も見えている。
松の防砂林を横切ると浜辺へ出る。浜には細かな白砂が敷かれ、延々と砂止めが施されているが、人工の浜辺とは思えない。海に向かって左手には高層ビルが蜃気楼のようにかげろい、右手には遠くにたくさんの煙突が煙を上げているのが見える。 浜辺を出て公園を歩く。色とりどりの花が花壇を埋め、海浜公園らしく鯨や蛸や魚のかたちの植物のオブジェが楽しい。広い芝生に花時計も見える。
見浜園という日本庭園は回遊式庭園で、茶室の大きなガラス窓から庭を眺めることができる。この庭園のすぐ先には50階だての幕張プリンスホテルがスマートに伸びている。 (瓔子 記）
この回も集合場所をどこにするか悩んだ。京葉線の海浜幕張からなら徒歩であるが、かなり歩くことになるので、バス利用とし、総武線幕張本郷とした。お世話くださった方が会場の選定から申し込み、案内まで全部してくださった。句会時のお茶の葉まで持参され面倒見のよい世話役で私達は大変助かった。
松籟亭は美しい庭ならびに建物であったが、ちょっときれいすぎで句になりにくい感じであった。良く晴れて大変気持ちのいい日で、広い芝生には家族連れが沢山散っていた。（淑子 記）