第8回 虹の会 世田谷ぼろ市吟行

平成9年1月15日



参加者17名
天気快晴
句会場世田谷区弦巻区民館
集合場所東急世田谷線上町駅/TD>
       
この日詠まれた季語たち
凍てる・ボロ市・人日
きりたんぽ・手毬唄・冬菜
頬被り・シクラメン・寒さ・初吟行
着ふくれ・寒椿・身に入む
ストーブ・春待つ・成人の日
懐手・霜柱・植木市・焼藷
手焙り・日短か・梅・白障子
パンジー・歳の市・悴む


東急世田谷線上町駅に集合。通称ぼろ市通りに露天が並ぶ。元は農具市であったというだけに臼と杵など珍しいものもある。骨董や古着も多い。通りの中ほどに世田谷代官屋敷跡がある。建物の中は見学できないが、庭を見ることができる。(瓔子 記)
大変な混雑の中見たいものも、買いたいものもあり、合間に俳句を作るという状態。材料には事欠かない。(淑子記)


小路紫峽先生選

新品を数多売れどもボロの市和男
頬被してぼろ市の店の主隆雄
客来ればすぐに解きたる懐手和江
ぼろ市の雑踏に鳴る古時計律子
往年のスターの写真ぼろ市に柳影
手焙をしつつ釣り銭数へをり和江
玉石を持ちあげてをる霜柱三杖
一畳の白州跡とや身にぞ泌む勝子
ぼろ市や戦火逃れし古箪笥元二
成人の日のボロ市は人地獄三杖