第85回 虹の会 湯島天神吟行

平成22年1月30日



参加者9名
天気晴れ
句会場文京アカデミー湯島


湯島天神 表の鳥居




本殿と冬至梅


◇梅祭はまだ一週間以上先で梅の花はまだちらほらだった。とは云え満開の木も一、二本あり、そこにはちゃんと小鳥が来て蜜を吸っていた。(周雄)

◇絶好の梅日和と楽しみにしてきたのですが、天神様の梅はまだまだ一分咲きとも云えないほどでした。(章子)

◇思った以上暖かな日であったが、梅のほうはもうひとつで、ちらほらというところでした。しかしそれ以上に、合格祈願のお参りの人並み、絵馬の多さ、多様な庭、など 補って余りあるものがありました。(辰也)

◇まさに梅日和とも言える好天きに湯島天神にお参りできて幸せでした。真っ盛りの梅よりもちらほらと咲き出した梅のほうが何か風情があって良いと思うのは私だけの好みでしょうか。東京の摩天楼の中、坂をゆっくり上がりきった場所に在っる梅の宮はいっぱいの陽ざしを受け、香を放つもの、これからと張り切る梅と種々あって趣の深いものでした。(ひで子)
◇春日の境内に白梅の匂う湯島天神でした。絵馬が十重二十重にこれでもかという程かけてありました。(とめ子)

◇梅の花はちらほら、受験生もちらほら。しかし、絵馬だけは山のように掛けられていた。天神様もさぞかしお忙しいことだろうと思った。(隆雄)

◇合格祈願絵馬だけでなく、彼氏との仲が続きます様にあy、もし受験で友達と別れてもずっと仲良くといった文面もあり読むだけでも身につまされました。(章子)

◇受験絵馬のすさまじさはさすが湯島天神で、お蔦、主税は今や遥か昔の物語。(周雄)


本殿を囲む沢山の絵馬

泉鏡花の筆塚
◇句帳を持って梅を眺めていると休憩中の庭師が珍しいものを見せてあげると結界の中を案内してくれました。舟形の石が池の反対側からみると観音の御手に見える等、ぼんやり見ていたのでは気のつかない事や蓬莱山の石の鯉が初日の出に金になるなどくわしく説明してくれました。(操)

◇結婚式の花嫁さんが白梅に映えて美しかったが句にはならず。(淑子)

◇二度も行き逢った花嫁の白い角かくしが趣があってなかなか良いものでした。(ひで子)
◇梅だけでなく福寿草もかわいらしい花を咲かせていた。(淑子)

◇境内で梅を眺めつついただいた甘酒がおいしかった。ただ「甘酒」が夏の季語とは残念でした。(辰也)

◇思いのほかに狭い境内でした、到るところにベンチがあり座り込んでの句作りは楽しかったです(とめ子)

境内の福寿草

盆梅の店
◇境内いろいろな屋台がでていましたが、湯島らしいと思ったのは、盆梅の店と、梅昆布茶の店です、梅昆布茶は通りかかる人皆に配っていて、暖かくておいしかったです。(瓔子)

◇天神さんの前の店を教えてもらった、親子丼を食べたが、これが何とも美味。やはろこの辺りはおいしい店が多いようだ。(隆雄)
◇女坂の前に久保田万太郎の旧居を見られたのはよかったです。(章子)

◇久保田万太郎の旧居を教えてもらって帰りに前を通りました。。看板も何もなく知る人ぞ知る旧居。句会に来るといろいろと教えてもらえるのが楽しみです。(瓔子)

女坂

小路紫峽先生選
絵馬架の崩れんばかり受験絵馬周雄
春立つや天神に絵馬堆ししとめ子
芽吹待つ銀杏見下ろす男坂ひで子
絵馬掛けを早くも落ちし受験絵馬章子
うららかや振舞お茶の緋毛氈とめ子
金色の千木をそびらに梅開く辰也
盆梅を売る天神の法被かな


参加者のひとこと
花見には少し早かったが暖かい日差しの降りそそぐ湯島天神をお詣り出来て良かった。よい俳句を授かるようにまずお願いしたが、お賽銭が少なかったようだ。(隆雄)
めずらしく土曜日の虹の会となった。湯島天神は絵馬の諒が最も多い時期だが、土曜日だからか午前のためか参詣者はそれほど多くない。何年か前、子供達の受験のたびえにお参りに来たことを思い出した。(淑子)
今年受験の姪のためにお守りをいただいてきました。門前の鳥料理屋さんの親子丼を教えてもらいました。そういえばテレビで見たことがあるような・・・と食べてみたら、ほんとにおいしかったです。(瓔子)