第88回 虹の会 稲毛海岸・花の美術館吟行

平成22年7月24日



参加者9名
天気晴れ
句会場花の美術館内 花工房


花の美術館



     

稲毛海岸
◇とにかく暑い日だった。
稲毛海浜公園に来たのは初めてだったが、実に広い。そればかりでなく、多分京葉線の駅のあたりから広がっている団地は、全部埋め立てだと思うから本当にすごい広さだ。(周雄)

◇稲毛の浜に設置された温度計は午前10時すぎには35度を指していました。海水浴場は、故郷の浜を思い出しなつかしく、しばし砂の上に腰を下ろしもの思いにふけりました。こういう自然の中の吟行もよいものだと思いました。でも、俳句は難しかったです。(章子)

◇兎に角暑いの一語に尽きる一日で、稲毛海浜公園の海水浴場は一杯の人波でした。(辰也)
◇海水浴場に足を踏み入れたのは、久し振りのこと。子供の喚声、浜に吹く風など懐かしく感じました。これも句会あってのこと。炎暑をおして出席した甲斐がありました。(宏治)

◇稲毛の人工浜をはじめて見た。貝や小動物も住んでいるらしく、獲物をビニール袋に入れてうれしそうにしている子供に出会った。(隆雄)

◇いざとなれば花の美術館の中、冷房の中に逃げ込むつもりでいたが、やはり海があるとなれば、まず浜へ。
浜辺は灼け砂のてりかえしがきびしく、屋根のあるところへ逃げ込む。海からの風は涼しく、熱風を交互に来る。久しぶりの海の風景を楽しんだ。何はなくとも波音、空、それに沖を行く船、目の前を横切る水着の子供達、それに遠く近くにヨット。(淑子)


花の美術館 温室
◇浜辺から、日本庭園を突っ切って花の美術館へ入りました。花時計がありましたが、動いていないようでした。(瓔子)

◇美術館内は工夫を凝らし、クイズ形式もあり、時間があればゆっくり楽しめるはず。(享子)
◇花の美術館も、よくもこの暑い夏にこれだけの花を咲かせていると感心する。しかしもう少し涼しい日にゆっくり見たいものだ。(周雄)


温室内

トーチジンジャーという花
◇美術館の一番大きなガラス張りの熱帯館の造り滝が大きな音をあげていかにも暑そうな音をあげていました。美術館の中庭の池の睡蓮が咲き、周辺に芙蓉が満開の花を見せていました。(辰也)

◇夏の最中にもかかわらず、花の美術館には多くの花が咲いていた。殊に温室にはめずらしい花が多く楽しかった。(隆雄)

◇温室の中には、作り滝があり、縄の吊橋なども熱帯の雰囲気満点。中庭の睡蓮もきれいでした。(瓔子)

◇美術館周囲の花園は、きれいではあったが、なにしろ暑くて固まって咲いている花は暑苦しくさえ感じた。(享子)

◇ばらの庭は、ざっと見ただけですが、いろいろな種類の薔薇やクレマチス、あじさいなどが揃っており、ベストシーズンはさぞかし素敵だろうと思います。(瓔子)

◇美術館も早々に冷房のきいた室内に入り、イングリッシュガーデンなど外のお庭はいいかげんになってしまいました。(章子)

◇花の美術館の前庭は色豊富に草花が咲いていました。周辺のバラの小径などのバラは時期が外れていました。秋か春であれば周辺の小径は花で埋っていたでしょう。(辰也)

ばらの庭


小路紫峽先生選

浜の子に嫌はれ者の海月かな章子
椰子の葉を葺く四阿や作り滝瓔子
見はるかす磯の松原風涼し宏治
手びねりの器に活けし猫じやらし隆雄
バスどつと吐き出す客の顔日焼章子
海へ行くバスの混み合ふ夏休み章子
潮匂ふ松の並木の片かげり
四阿の風にひととき涼みけり宏治

 
参加者のひとこと
熱中症は嫌と飲むお茶がすぐ汗になる炎天下の吟行でした。着替えを持ってくればよかったと思う程汗をかきました。原寸大のモネの睡蓮の画がかかるギャラリーで涼みました。(操)
花の美術館もまわったが、暑さのためか、ゆっくり止まらなかったからか、句にならず。この暑さの中に、水に入らずにいる人は、句帳か三脚を持っているようだった。(淑子)
暑いのはあたりまえだが、それでも無茶苦茶に暑かった。赤い帽子の遊泳監視員もさぞ大変だろう。それにしても近頃はプールへゆくのか、泳いでいる子供は少なかった。句会までにポットが2本空になった。(隆雄)