12月のメール句会

小路 智壽子先生選

12月15日締め切り分






Aグループ
A005 御仏を訪ひ秋篠の秋惜しむ 牧野喜代子
A009 社会鍋笑顔の一施ためらはず 中澤幸子
A013 体調の日々良くなりし年惜しむ 田村カネコ
A016 庭仕事捗る小春日和かな 玉本由紀子
A020 日の当る不忍の池蓮枯れて 國本桂伸
A025 夜業又夜業の昭和懐かしむ 南田英二
A029 ふと一語句の纏まるや縁小春 小林豊治
A038 空つ風卵塔の供華ふつ飛ばし 奥原尋嘉
A040 枯葉追ふ園児を保母が追ひかける 竹内柳影
A046 煤掃の青笹を切る寺の庭 池田章子
A051 いきなりの鴨の悶着何あらむ 中澤幸子
A059 ロボットを競ふ生徒ら文化の日 玉本由紀子
A062 賀状書く二軒隣りの恩人に 河村ひいづ
A064 巡業の力士の囲む焚火かな 竹内柳影
A068 吹き溜る落葉の上に降る落葉 池田章子
A071 蒼天に市章くつきり山眠る 丸谷和子
A075 予約してワクチン打つも年用意 吉川元二
A083 一筆に飾らぬ言葉賀状書く 中澤幸子
A085 駅伝が近づく山はまだ眠る 北崎広治
A088 固まつて重なり合つて寒の鯉 豊原みどり
A094 畳みこむ翅枯れてゐずいぼむしり 玉本由紀子
A096 息白し九十を越して朝散歩 國本桂伸
A097 中天に淡月掲げ山眠る 岸本隆雄
A100 風邪ひとつ引かぬと聞くに訃報くる 竹内柳影
Bグループ
B006 若干名募集の巫女や神の留守 田村公平
B009 大聖樹万の白光纏ひけり 小山千里
B010 冬耕や株を細かく砕けよと 渡辺厚子
B011 年忘卒寿傘寿も恙なく りゅう太
B018 四阿の畳拭きする冬麗 田村公平
B021 粧へる山に夕日の襞深く 鈴木ぽんこ
B023 天日干しオーブン焼きと藷甘し 渡辺厚子
B026 北風や雲一つ無き空青く 島村三重子
B029 リハビリの腕励まして春を待つ 鈴木ぽんこ
B038 浮浪者の視線の先の社会鍋 小山千里
B039 迷はずに池に脚立や松手入れ 田村公平
B041 議事堂へ一直線の枯木立 関恵子
B044 青空へどの裸木ものびのびと 藤崎倉太

準入選 「類句あるやも」とのことです
A021 宝くじ売り場と並ぶ慈善鍋 池田章子