第105回 虹の会 ネーブルパーク吟行 |
平成25年7月14日 |
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ネーブルパークは、茨城県古河市にある公園で、関東平野のほぼ中心にあたる。JR古河駅からバスで約20分、ネーブルパーク入口で下車。 |
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◇東北線の沿線に広がる青田に目を洗われる。これ吟行の余情。(宏治) ◇古河の町には初めて来た。どこまでも広がる平野。起伏の少ないところだと思った。(隆雄) ◇ネーブルパークは、関東平野のほぼ中央にあり、人間の「へそ」にあたるところから名づけられたと知りました。広い広い敷地はバーべキュー、水遊び、ポニー牧場もあったりと句材は山ほど。俳句ができないとは云えないところでした。方向音痴の私は一人だったら迷子になっていたでしょう。(律子) ◇古河は城下町と聞いていて、一度いってみたい所だった。だが、今日は田園地帯にあるネーブルパーク。バンガローやバーベキュー設備もあり、楽しそうな家族連れを見、昔泊まったバンガローの体験を思い出した。(享子) |
◇公園は広く、溽暑という言葉がぴったりだった。楽しみにしていた黄菅は終わりに近く、猛暑の中、いつもの美しさは見られなかった。(とめ子) ◇夕菅が咲き誇っていた。とても珍しかった。(隆雄) ◇きすげ園は満開のようであったが、連日の猛暑のせいか、いささか乾燥して居るような気がした。(周雄) ◇猛暑続きで黄菅がさかりを過ぎていて残念でした。(律子) |
キスゲ園 |
バーベキュー広場 |
◇三連休のまん中でキャンプ場には子供達が沢山いた。(淑子) ◇緑陰では、家族やご近所らしい人々が楽しくバーベキューをしており、よい匂いに特に空腹を感じた。(隆雄) |
◇緑陰の涼しさは格別。子供達が、水浴びやせせらぎ遊びで楽しく走り回っていたのが印象的であった。(隆雄) ◇関東のへそと云う公園は、緑が豊富で水も多く、子供達はびしょ濡れで水遊びに興じていた。(周雄) ◇巨石から水が吹き出る遊び場、小さな水場、せせらぎ、子供達にとっては楽しくて仕方がない場所だろう。帰りたくないとぐずる小さな子も、水を怖がる子も、さまざま。(淑子) |
湧く池 |
古民家 |
◇茅葺の古民家は入ればひんやりして風も三方から吹き抜け、昔の家の良さを思わせる。(周雄) ◇古民家、厩舎も見学したが、暑さのせいか、水場が印象に残った。(淑子) ◇ポニー乗り場には誰もいなかった。厩舎に行ってみると残念ながら、見学の時間に少し間がある。薄暗い厩舎を覗くと、扇風機が大活躍。ちょうど一頭の黒いポニーが扇風機にむけて顔を出した。見学時間だと中に入って、ポニーを触ることもできたそうだ。(瓔子) |
古民家の由来聞きいる端居かな | とめ子 |
夕菅の風四阿を吹き抜ける | 隆雄 |
吟行の気分転換氷菓食ぶ | 瓔子 |
笑ひ声絶えぬ緑蔭バーベキュー | 隆雄 |
四阿にともあれと脱ぐ夏帽子 | とめ子 |
日に焦げて日光黄菅黄の濃ゆし | 瓔子 |
夏草や岩の裂け目に丈伸びず | 宏治 |
扇風機一台で足り千年家 | 律子 |
洗ひ場の束子特大キャンプ場 | 隆雄 |
機嫌よく水に遊ぶ子泣き出す子 | 章子 |
土間涼し古民家上がらせてはくれず | 淑子 |
窓開けてせせらぎを聞くバンガロー | 隆雄 |
木陰から親の見てをる水遊び | 宏治 |
◆初蝉を聞き止め一句もと思ったが出来なかったのは残念。出来る出来ないは別として、句の仲間との吟行はとても楽しいです。(とめ子) ◆手入れがよくゆき届いた公園で思い思いに連休のひとときを過ごしている人達を見て心が安らぎました。いいところを見ているのに実感のある句となると難しく、あっという間に時間切れとなりました。(章子) ◆広々とした景色に日常の忙しさを忘れた一日であった。(享子) ◆子供達も何か伸び伸びしている感じがした。これも大自然のなせる力かろ思った。暑さで苦吟となったのは、単なる言い訳か。反省しきり。(隆雄) ◆遠いこともあり、ちょっと躊躇してましたが、来てみてほんとうに楽しかったです。いろいろお世話になりありがとうございました。(律子) |