第112回 虹の会 両国界隈吟行 |
平成26年12月14日
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![]() 安田庭園 |
◇両国は初めて来ました。降りるなりちゃんこ鍋屋があって、何か違う雰囲気を感じました。時代劇に出るような地名にどこかタイムスリップしたような気になりました。
思ったよりは寒くなく楽しい一日でした。(とめ子) ◇両国の街は始めてでしたのでキョロキョロして歩きました。(幸子) ◇両国は川向うの意識があって、余り出向く機会がない。しかし駅を出るなり今日は義士の日と判る人の列が沢山あった。(好子) |
◇陰にじっとしていると耳の痛くなる寒さでしたが、風が比較的おだやかで安田庭園の雪吊を楽しみました。(操) ◇安田公園は小さい公園と思っていたが、美しい冬紅葉と雪吊など見飽きなかった。(淑子) ◇安田庭園に足を伸ばした。雪吊の上に東京スカイツリーがそびえていたのが印象的だった。(隆雄) ◇思いの外日差しのある暖かい一日でした。安田庭園は楽しく歩くことが出来、日なたぼっこしての句作りでした。(幸子) ◇安田庭園はこぢんまりしているが、隅田川の側であるので都鳥が頻繁に飛来し、その羽の白さと足の赤が印象に残った。 陽に輝く池で泳ぐ都鳥はきれいであった。<声は別>(享子) |
![]() 雪吊とスカイツリー |
![]() 横網町公園 慰霊堂内 |
◇震災と戦災を慰霊する横網町公園の鐘楼の屋根瓦が変わった形だと思っていましたら、中国の方からの慰霊の鐘との札が立っていました。(操) ◇慰霊堂のある横網町公園では、子供達が楽しそうに遊んでいて、平和のありがたさを再認識しました。(恵子) ◇横網公園も以前に前を通った時とは印象が異なり、落ち着いた気持ちで慰霊碑に手を合わせた。(淑子) |
◇十二月十四日に吉良邸跡で催しをやると始めて知って驚いた。義士祭とかの旗が見えたが、大方は元禄市と称して食べ物や衣類の露店がひしめいていた。好天のせいで着ぶくれてぶつかり合いながら楽しんでいた、(周雄) ◇吉良邸跡を尋ねたのは、道順を忘れているほども前のことであるが、形ばかりとは云え、首洗い井戸などがあって、静かな雰囲気の情緒ある一画であった。そころが、討入りの日の京の碑度でには驚いた。狭い邸跡には長いは出来ず、早々に退散した。(柳影) ◇吉良邸跡地は地元有志が購入して、区へ移管とか、下町の心意気を諸処に感じた一日であった。(享子) |
![]() 吉良邸の門 |
![]() 吉良邸跡 稲荷大明神 |
◇寒波襲来の寒い日だったが、吉良邸跡には沢山の人が集まり、賑わっていた。吉良邸のなまこ壁と黒門が印象的だった。(隆雄) ◇首洗いの井戸と詠まれてもいたが、みしるし洗いの井戸と書かれており、敬意を払われていることが偲ばれた。(淑子) ◇吉良邸跡には、上野介の像があり、野菜などのお供物がたくさん。邸跡を出てから、飛ぶように売れている元禄そばを食べてみた。(瓔子) ◇赤穂義士の討入りの日の吉良邸の吟行とあって、お祭り気分。大勢の人に追われつつひと巡り。出店の元禄汁の具たくさんで温かいのが嬉しい。あとのちゃんこ鍋の一杯も楽しみ。苦吟苦吟の一年が終わる。(宏治) |
◇吉良邸の地元の人達が討入りの法被を着て、商魂逞しく元禄市を立てていたのにも驚いた。どちらの味方でもなく、商売大事なのである。(柳影) ◇さすがに忠臣蔵人気で吉良邸跡に近づくにつれ、すごい人でびっくりした。保存会の露店でふかし芋を買ったが、ほくほくとして美味でした。1ケ50円というのを5つも袋に入れてもらって100円おまけとは、やはり下町らしいと感じた。また吉良邸跡での義士祭が終わるのを待って、甘酒がふるまわれたのもありがたかった。(章子) ◇吉良邸周辺は年の市さながらの露店と人出でびっくり!三百年の昔をしのぶよすがは何も残っていないが、何かに事寄せて人が集まるのは楽しい風景だと思った。(好子) ◇たくさんの屋台が出ていたが、中でもちゃんこなべを食べて暖をとることが出来た。(隆雄) ◇吉良邸跡まで元禄祭とが出店がいっぱいで両国界隈は忌日というより、お祭り一色でした。(律子) |
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束帯の像に供物す吉良忌かな | 伊藤瓔子 |
屋形船繋ぐ川岸鴨浮寝 | 池田章子 |
討入りの日の吉良邸へ人の波 | 竹内柳影 |
悴む手合はせて拝す震災碑 | 池田宏治 |
討入りを偲ぶ吉良邸寒きかな | 池田宏治 |
義士句碑の両国橋に年惜しむ | 池田宏治 |
首洗井戸に冬日の届きけり | 池田章子 |
義士の日の界隈ことに賑はひぬ | 尾好子 |
義士の日の屋台で食べるちやんこ鍋 | 岸本隆雄 |
義士の日や赤穂の塩を売る出店 | 池田章子 |
直会に蕎麦でもてなす義士まつり | 岸本隆雄 |
江戸絵図の二之橋に見る鳰 | 尾好子 |
季語の説明が多いですね。 |
◆投票日だったので朝一番に投票を済ませての吟行だった。国技館では、来年の1月場所の前売りがほとんど売り切れ状態で澄もう人気も回復しつつあるようだ。(隆雄) ◆吉良邸跡は元禄市(年の市)で大賑わいでした。迷子にならぬようひいらぎの方々に付いて行くのがやっとでした。(千里) ◆相撲甚句の場に出くわしたり歳の市の賑わいに冷やかしたりと楽しかったです。(加容子) ◆寒波襲来との予報に怖じけましたが、来てよかったです。回向院に立ち寄りましたが、明暦の大火でなくなった十万の霊がいともかんたんに祀られていて、さびしく思いました。討入りの日は大雪だったというのに、雲一つない東京の空。いい吟行でした。ありがとうございました。(律子) ◆吉良邸跡は会場確保の時に立ち寄って、そのあまりの小ささに吟行当日は先に安田公園と横網公園に行った。句会場は近隣の方のお世話で運営されているようで、細々大変なこともあろうかと思う。使わせていただき、ありがたいことと感謝している。(淑子) |