平成27年9月19日
海苔のふるさと館展望台より |
大森海苔のふるさと館 |
◇JR大森駅から平和島循環バスにのって、平和島5丁目まで30分くらいかかっただろうか。工場や倉庫ばかりの街を通り、予想以上に遠く感じて少し不安に。循環なのできっと遠回りしているのだろう。(瓔子) ◇スマホ頼りに吟行地を目指し、大失敗。やはり前日までに確認しておくのが時間を無駄にしなくてよい。平和島は5丁目まであるが、人が住んでいるのは2丁目と5丁目だけとか。倉庫の街らしい。(淑子) ◇平和の森公園、海苔のふるさとととにかく広い公園でみちを尋ね尋ねて移動した。子供づれで家族で来るのには適しているが俳句にはいささか困惑した。(周雄) |
◇海苔のふるさと館があるだけに近辺は海苔問屋が店を構えていた。(享子) ◇海苔のふるさと館から大森海岸を眺めながら一休み。昭和30年代まで海苔作りがさかんに行われていたという大森の海は今は埋め立てられ、海苔作りは行われていませんが、記念館の海苔船(実物)や写真で当時の様子を知る事が出来ました。貴重な経験をさせていただきました。(章子) |
海苔舟の展示 |
ふるさとの浜辺公園 |
◇海苔作りの貴重な資料を見学できて有難かった。船や道具類は今までみたことのないものばかりで珍しかった。 季節ごとの漁民の着衣も珍しく、破れたり繕われたりしたものには当時の苦労が偲ばれた。(柳影) ◇展望台がら見ると箱庭のような公園と浜辺だったが、浜辺に行ってみると風が心地よく、白い砂浜が広がって見える。波がほぼないのは残念だが子供達が遊ぶにはよさそうだ。(淑子) |
◇かつての大森海岸を再現したそうで、美しい白浜の入江である。静かでとろけてしまいそうな気分になった。 頻繁な離陸機の機影も遠景となり、楽しめた。(享子) ◇子供のカヌー講習会が、白砂の浜辺で開催中。見ている間にカヌーは遠くへ消えてゆき、その速さにびっくりしました。 沖には遠干潟がうっすらと浮かび、おだやかで爽やかな秋の吟行でした。(隆雄) ◇ぼんやり海を眺めていると、時々鰡が水面を飛び跳ねるのが見えます。日射しは強いですが、風はすっかり秋。(瓔子) |
カヌー講習会 |
釣をする人々 |
◇人工の浜は関東に珍しい。白砂が眩しい秋晴れでした。 シルバーウィークの初日で小さな子供連れの家族が汀で遊ぶ一方釣糸を降ろせばたちまち鯊が掛かる豊漁でした。(操) ◇好天に恵まれ、足取り軽き吟行となった。 海岸の吟行のあって、浜部で遊ぶ子供、釣りの人、海鵜や鰡など日ごろ目にすることのない句材に気が逸る。海辺の高台で弁当を食べ、帰りには江戸前の寿司でもと思う。(宏治) |
人工の浜に満ちくる葉月潮 | 竹内柳影 |
コスモスの揺れ釣竿の光りけり | 堀内淑子 |
埋立ての先も埋立て天高し | 池田宏治 |
突堤の色なき風に竿光り | 荻野 操 |
鯊釣りの空を飛行機たえまなく | 池田宏治 |
鯊日和とかや釣果はまだ小振り | 大淵享子 |
電線に巻きつく葛の刈られけり | 池田章子 |
地図を手に巡る公園秋暑し | 荻野周雄 |
埋立ての浜は白砂や秋の風 | 荻野 操 |
波除けの柵に海鵜のひとならび | 池田宏治 |
離陸機を見上ぐる浜や空高し | 大淵享子 |
うつかりと句会を忘れ獺祭忌 | 小山千里 |
◆平和島の工場や倉庫に囲まれた人工の浜辺で、秋日和のひととときを楽しみました。海苔を作っていた昔、といってもそれほど遠い昔ではないことに驚きながら思いを馳せました。(瓔子) |