第122回 虹の会 浅草寺鬼灯市吟行 |
平成28年7月10日 |
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◇久しぶりの浅草でした。紫峽先生ご存命の頃は毎月通ったなあ、となつかしく思い出し、一寸センチになりました。いつものことながら、とはいえ四万六千日ということで、人人人と大賑わいでした。暑さも何のその、潰されそうになってお詣りしました。遥拝の気分、ご利益も半分になるかな?(律子) ◇山門から人が湧き出るような人出。さすが四万六千日と感じ入った。(隆雄) ◇地下鉄の混み具合で、想像していたものの地上に出てからの人の多さに驚いた。雷門がなかなかくぐれない。仲見世が進めない。観音堂への階は老人では近づけない。遠拝みして失礼した。(柳影) |
◇鬼灯市と日曜日が重なって、動きのとれないほどの人出に汗だくで四万六千日のお参りをしました。(操) ◇とにかく暑い日、そして、四万六千日でもあり、浅草寺の境内は押すな押すなの人の波。異国からの観光客もバスで何台も来ていると、茶店の方がうれしい悲鳴を上げておられる。(千里) ◇天気もよかったせいか、すごい人出で、仲見世は日除けもなく暑かった。(享子) |
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◇本堂を抜ける風は、やさしく涼しかった。又、法鼓の乱打が印象的だった。お賽銭が頭上を飛んでいった。(隆雄) ◇思った以上に鬼灯市の人出でした。浅草寺のおばしまは風が良く通り、境内の人々を見下ろしながらの句作りでした。(とめ子) ◇浅草寺のほほづき市、四万六千日の日とあり、信じられない程の人出である。昨日とは打って変わっての暑さに雑踏を抜け出して欄干に。浴衣姿の男女が暑さをものともせずに沢山見かけた。(好子) |
◇鬼灯市の客ににぎわう浅草、久しぶりでしたが、見ごたえがありました。浅草は、青いほおずきを売ると教わりました。竹の籠入りで吊って売られていて、とても目に涼しく感じました。でも鉢の数ほどには売れていないよに見受けられました。外人客が多いからかもしれませんが。(章子) ◇鬼灯市は、買うでもなく、ただ見て回るだけ。法被姿の娘さんが写真家の人気を集めていた。(隆雄) ◇鬼灯の鉢は2500円と放送していて、抜けがけはないようにしているらしかった。それでも「安くするよ」という声も聞こえてくる。(淑子) |
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◇鬼灯店の前に立ち止まると声をかけられるので足早に動きながらの作句となった。こちらも遠眺めとなった。(柳影) ◇鬼灯市は二十年ぶりでしたが、100店舗以上の出店が並び、大盛況の様子。鉢に付けられた江戸風鈴の音が涼やかでした。(千里) ◇鬼灯市の呼び声が意外におとなしいのが心に残った吟行でした。(まさ子) ◇梅雨明け宣言は未だと云うのに本当に暑い真夏日となった。日曜日ということもあって、人人人の鬼灯市だった。緑の鉢と赤い房と両方でどちらとも云えぬ人気のようだった。(周雄) |
◇久しぶりの墨堤の涼しい風に吹かれて吾妻橋を渡り、句会場に行きました。(操) ◇会場の墨田区役所の敷地は広く、川風も来、気持ちがよかった。花壇ではアガパンサスが盛りで、花の紫と白が涼やかであった。百日紅がもう咲き出し、今年は季節の訪れが早いようだ。(享子) |
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下駄鳴らし四万六千日詣り | 柳影 |
風鈴の短冊すはと風とらへ | 操 |
人波を縫ふ参道の溽暑かな | とめ子 |
葭簀張り小屋掛け百余浅草寺 | 享子 |
熟れてゐぬ鬼灯鉢のよく売れる | 柳影 |
水を撒く幇間塚の立つところ | 章子 |
法鼓乱打四万六千日の堂 | 隆雄 |
鬼灯市朱色わづかに覗く鉢 | 瓔子 |
仲見世の売娘朝から浴衣着て | 周雄 |
手をとられ四万六千日の磴 | 操 |
読経済み風鈴の音のよき響き | 享子 |
鉢買へば江戸風鈴のおまけかな | 周雄 |
鬼灯の鉢を掲げて客を呼ぶ | とめ子 |
「きつとうまくいく」と七夕色紙かな | 淑子 |
風に乗る四万六千日の経 | 瓔子 |
入道雲ビルの谷間に太りけり | 律子 |
旅鞄提げて鬼灯市の客 | 章子 |
涼しさや噴霧のカーテン休憩所 | 周雄 |
購ふは青鬼灯の実沢山 | 好子 |
◆外つ国人も多く、さすが浅草は日本の観光名所なんだと思いました。白無垢の花嫁さん花婿さんを乗せた人力車にも会い、いつきても楽しいところです。(律子) ◆たまたま続けて鬼灯市に来ることになった。1日目は雨、2日目は晴。雨では傘が面倒だったが、晴の暑さと人出にはまいった。(淑子) ◆数年前に来たときよりもさらに賑やかになっていて驚いた。雷除けの三角のお札は、実家にいつもかけてあったと懐かしく思い出した。(瓔子) |