第124回 虹の会 鷲神社酉の市・一葉記念館吟行 |
平成28年11月23日
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熊手 |
◇今日は二の酉、一葉忌、勤労感謝の日と三重のイベント日で入谷界隈特に神社の人出はすごかった。人出はともかく熊手が全部売れるのか心配するほどの店に囲まれていた。(周雄) ◇生れて初めての酉の市にわくわくしながら向かいました。とにかく行列行列、人人人の酉の市でした。鷲神社の境内は参拝する人、熊手を買う客、こもごもごった返しの坩堝となっていました。(千里) ◇久しぶりの浅草、酉の市の左右に並ぶ長い行列に驚いた。(享子) ◇酉の市の人出の多いのに驚く。あきんど三代と思われる家族連れに信心の大事さを思った。(宏治) ◇勤労感謝の日と重なった二の酉は、横断歩道が一方通行になる人出でした。千人以上と思えるお祓いの列に胆をつぶし、参拝はあきらめました。熊手を抱く人にぶつからないように歩くのが大変でした。(操) |
◇大変な人出に只おどろきました。遥拝も出来ず、横丁から手締めの音くらいはと割り込みました。考えてみたら、祭日と重なった酉の市だったんですね。(律子) ◇久しぶりの酉の市、祭日とあって、人・人・人の坩堝。十重二十重とはこの事。人によ酔ってしまった酉の市でした。神社には到底たどりつけず門前で人の流れを見ていた。(好子) ◇とにもかくにも人の多いこと。波にもまれて待合場所へなかなかたどり着かず・・・そちこちに威勢の良い手締めがして千客万来のようでした。(とめ子) ◇ものすごい人出に驚いた。本殿の近くで遠拝みするのがやっとだった。(隆雄) |
宝船 |
吉原観音 |
◇熊手市は、いつも見るだけ。一度くらいは買ってみないといい句が授からないのかなと思った。(隆雄) ◇記念館を出て酉の市へ。一本裏の通りを行き、飛不動の近くから入る。飛不動からは航空関係の参拝者が多いというのがおもしろい。 酉の市の手締め「ご通行の皆様もご一緒に」と言われてその気になる。そういう人が多いためにあちこち大きな手締の声が上がるのだろう。見ていて楽しいが、しかしすごい人である。(淑子) ◇あまりにも長い行列に酉の市をあきらめ、屋台の並ぶ裏通りを歩いて、吉原観音・弁天様へ。吉原の遊女をお祀りしているところで、しばし遊女たちの昔に思いをはせた。(瓔子) |
◇日比谷線の駅から歩く。地上に出るときから混みあっている。人の流れに沿って浅草方面へ。途中左折して一葉記念館へ。今日は入場無料、さらに甘酒を提供される。記念館の中は暗くて若干文字がよみにくい。一葉の人生をたどる。生れた時代によりこれだけ違ってしまうものかと思わされる。(淑子) ◇一葉記念館は立派な建物で驚いた。確かにあの若さでの成果はすばらしいが、どうしてこんなに有名になったのか不思議な気がする。(周雄) ◇一葉館の前では一葉忌当日でもあり、入館無料とさらに甘酒をふるまわれ、人心地つけました。(千里) |
一葉記念館 |
一葉記念館入口 |
◇新装なった一葉記念館にはじめて来た。後日ゆっくりと参観したいと思った。(隆雄) ◇一葉忌でもあり、在りし日を偲び、会館に一息つきました。もっと時間が欲しかったです。(律子) ◇お札にもなった一葉の写真が飾られ、手書きの原稿や手紙類に興味をひかれた。何度も書き直しをしたとのこと、創作の苦労がしのばれた。(瓔子) |
◇一葉記念館は随分と立派で広かった。じっくり見るには時間がなく、惜しかった。二十四才までの生涯でこれだけ後世に名を残すとは・・・賞賛しきりである。(享子) ◇記念館に一葉を偲ぶ。苦しい暮らしに筆を折る覚悟もしたという。(あまりにも惜しい夭折)(宏治) |
木目込み人形 萩の舎 |
夭折の濃き人生よ一葉忌 | 尾好子 |
大熊手売却済みに役者の名 | 瀬戸とめ子 |
それそれと勇む掛け声酉の市 | 岸本隆雄 |
手締めして悠然と去る大熊手 | 小山千里 |
師への文恋文めきぬ一葉忌 | 伊藤瓔子 |
一葉忌見惚れる明治風物画 | 竹内柳影 |
雨音に三味の音消ゆる一葉忌 | 川島隆慶 |
一葉館出て昂ぶりぬ夕紅葉 | 竹内柳影 |
にはか雨足袋をぬらすや一葉忌 | 伊藤瓔子 |
荷を担ぐごと大熊手背負ふかな | 尾好子 |
駄菓子屋のたつきを偲ぶ一葉忌 | 池田宏治 |
酉の市前後左右の大手締め | 荻野 操 |