第126回 虹の会 大宮八幡宮と和田堀公園吟行 |
平成29年3月20日 |
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辛夷 |
◇このような住宅街にこんな大きな神社があるのに驚いた。御鎮座九百五十年と云う古さもすごい。もっとも昔は何もない武蔵野の真只中だったのかもしれない。(周雄) ◇参道を歩きながら、神門の前の真白な辛夷に目を引かれました。(操) ◇辛夷の大木が満開というので近づくとメンバーがなんとはなしに集まっている。青畝先生の句碑にご挨拶する。(淑子) ◇社殿では一組の新郎新婦が式を挙げており、ほのぼのとした春の気分が、又一段と楽しくなりました。(隆雄) ◇本殿の入口に激動の時代に在位中の昭和天皇の御詠歌があった。「天地の神にぞいのる朝なぎの海のごとくに波たたぬ世を」しみじみと先帝の気持ちに思いを馳せた。 辛夷、彼岸桜、雪柳、沈丁花が満開で、陽春を十分に楽しめた。(享子) ◇社殿前にお式を挙げたばかりらしい花嫁の姿も白い花嫁衣裳に白い髪飾りが、境内に満開の辛夷を連想させて清々しい。(千里) |
◇多摩の大宮と言われる大宮八幡宮の吟行。「広き野に霊の清水のあるところ」という青畝先生の句碑の文字も石碑の形も好もしい。(宏治) ◇味があり、暖かみのある青畝先生の字、大宮八幡宮の句碑 <広き野に霊の清水のあるところ> に再会し、その前で句作に励みました。(隆雄) ◇春の暖かい日差しを満面に浴びられる青畝先生の句碑に久しぶりに見えました。(操) |
青畝先生句碑 |
善福寺川 |
◇神社の北参道から善福寺川のほとりに出た。川は工事中で昔と様子が違うようだ。(瓔子) ◇神社の裏の釣り堀では親子連れが、のんびりと糸を垂れていました。とてもよい春の一日でした。(隆雄) ◇和田堀公園は水辺工事中のところもあり、やや残念でした。が、近隣の人々の憩いの場、ギターを弾く老人や子守する父の姿など楽しい広場もありました。(千里) |
◇隣の和田堀公園では、青み始めた草むらに家族連れや子供たちが遊ぶ。桜の開花はもう四、五日といったところか。(宏治) ◇和田堀公園は整備されて明るく大勢の家族連れで賑やかでした。(操) ◇和田堀公園では、家族連れやシニアの人が思い思いに楽しんでいる。隣接のグラウンドからの喚声と練習というギターの音色、池畔には小鳥のさえずり、目に耳に多いに刺激を受ける一日だった。(淑子) |
和田堀公園 |
和田堀公園のカワセミ |
◇和田堀公園では、青畝先生が句に詠まれた「広き野」のイメージを実感できた。 カワセミが営巣しているとのこと。ちょうど池に飛来したところを写真に撮ることができた。撮影に良い場所らしく、沢山のカメラマンが三脚をたてカワセミを待ち構えていた。「あそこに来たよ」と親切に教えてくれた。(瓔子) |
水鏡乱さぬ鯉や池のどか | 操 | |
春風や重なる絵馬の軽き音 | 晴子 | |
御神水授かる祠竹の秋 | 晴子 | |
一帯は古代の墓域囀れり | 宏治 | |
差し掛かる木の芽鮮やか青畝句碑 | 瓔子 | |
うららかや木遣りに続く新夫婦 | 周雄 | 原句 春うらら木遣りに続く新夫婦 |
ボサノバを爪弾くベンチうららけし | 千里 | |
オフロードバイク自在や風光る | 千里 | |
しやぼん玉音符のごとく流れゆく | 瓔子 | |
麗らかや句碑に懐かし青畝の字 | 隆雄 | |
待て待てと追ひかくる子やしやぼん玉 | 操 | 原句 待て待てと追ひかける子やしやぼん玉 |
ふり仰ぐ青畝の句碑に辛夷散る | 千里 |
◆大宮八幡宮は、20年程前に来たことがあるはずだが、全く思い出せない。(淑子) ◆今春一番の陽気に恵まれ、大宮八幡宮の参道から社殿へ人出も多く、楽しい吟行となりました。(千里) |