第130回 虹の会 横浜山手吟行 |
平成29年12月17日
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えのき亭 べーリックホール べーリックホール室内の飾り 大佛次郎記念館 |
◇久しぶりの横浜。みなとみらい線を乗り継ぐと驚くことにもう丘の上に出られてしまう。晴天の中、外人墓地、洋館や教会、山手資料館など見て回る。港の見える丘公園まで行くと北風が強く、アニメの舞台となった丘として国際信号旗がはためいていた。(千里) ◇聖夜飾りの洋館が見られるということで楽しみにしてきた。これまでには使っていない渋谷から直通で元町中華街まで来てアメリカ山へ出る。地下から上がって屋上にあたる階から外に出るというのは初めての体験。(淑子) ◇強風下の吟行であったが、イタリア山庭園から港町は勿論、秩父、丹沢の山々も見え、気分が爽快になった。(享子) ◇久しぶりの横浜、虹の会に出席し、風の冷たい冬晴れの日、外人墓地の見学が出来、とても嬉しく思いました。空気も澄み切って遠方木更津の景色が見られ、満足でした。(幸子) ◇横浜句会で隔月に来る港の見える丘公園ですが、異人館のクリスマス飾りを見に来る人に外人墓地が公開されていました。三軒廻った異人館のそれぞれに凝ったクリスマスの飾りを楽しみました。(操) ◇久しぶりに横浜外人墓地に来たら、中に自由に入れなくなっていた。今日は休日ながら二時(?)から有料で案内人付きグループで入れる由。(周雄) ◇異人墓地にはクリスマスリースが置かれ始めていた。クリスマスの時にはリースで一杯になるそうだ。(隆雄) ◇異人墓地はちょうど開放中で廻ってみた。鴉が多く、汚れている墓もあり、わびしさが漂うが、シーズンのことでもありクリスマスリースが、をちこち飾られている墓もあり救われた。(享子) |
◇好天に恵まれ、港が見える丘公園から山手の西洋館を巡る。クリスマスシーズンの折から、どこもクリスマスツリーやリースを飾り、西洋館は外国に来た気分。ことにイギリス館は全部部屋を公開しており、興味深く見て回った。(好子) ◇クリスマスツリーには綿で模した雪を置くものと思っていたが、置かれていない所があり、ごみを嫌うためかと訊ねてみたら、特に理由はないとのこと。この方が大人っぽいとか。はて?(柳影) ◇西洋館は靴を脱いで見学せねばならず、スリッパが足りない所があり、タイルの所など足がつめたかった。冬晴れで昔の山手はすばらしかっただろうと思った。(周雄) |
異人館のクリスマスツリー |
テーブルセッティングA テーブルセッティングB |
◇世界各国のクリスマスのテーブルが見事だった。特に金色の皿の印象が強烈だった。(隆雄) ◇エリスマン邸の地下でシャドーアートの作品展を見る。平面的な絵や写真を立体的に見えるように作るもので、欧米での冬ごもりの手作業として行われていたとのこと。この時期に作品展をするのはふさわしいと言えそうだ。何回か訪問しているはずだが、改めて楽しめた。(淑子) ◇山手234館、べーリックホール、エリスマン邸を見て回りましたが、クリスマスツリーやテーブルセッティングのデザインがいろいろで素敵でした。公園では、寒空の下薔薇が咲いているのが、健気でした。(瓔子) |
遺蹟めく居留地跡や冬ざるる | 尾好子 | |
耳慣れぬ賛美歌異人館師走 | 堀内淑子 | |
伸び見兼ね杏剪定風の中 | 大淵享子 | 原句 伸び見兼ね杏樹剪定風の中 |
異人館聖樹取り巻く縫いぐるみ | 岸本隆雄 | |
散り敷ける桜もみぢや石畳 | 小山千里 | 原句 散り残る桜もみぢや石畳 |
出航の汽笛聞こゆる丘小春 | 尾好子 | |
部屋毎に聖樹点滅異人館 | 岸本隆雄 | |
人気なき外人墓地や落葉舞ふ | 荻野周雄 |
冬晴や猫の眠れる異人墓 | 深瀬和子 | 原句 冬日和猫の眠れる異人墓 |
くり返し昔ばなしや暖炉燃ゆ | 尾好子 | |
冬薔薇矜恃の棘を立てにけり | 伊藤瓔子 | |
天井につつかへ傾ぐ聖樹かな | 堀内淑子 | |
聖堂に待降節の祈り洩れ | 深瀬和子 |
◆寒さ対策にやや着膨れ気味な姿で歩き続けると汗ばむほど日差しもある小春日和。クリスマス前の華やぎを感じる洋館めぐりでした。(千里) ◆北風に吹かれながら異人館めぐりと大きな大きな空の見える丘で気持ちも晴れ晴れ、吟行楽しかったです。クリスマスソングも流れ、いいムードでした。(加容子) ◆久しぶりに虹の会に伺いました。横浜の山手にようこそお出で下さいました。異人館、異人墓地、港等々ゆっくりご覧いただければ幸いでございます。(和子) |