第131回 虹の会 大宮氷川神社・大宮公園吟行

平成30年2月18日



参加者8名
天気
句会場氷川の杜文化館




参道 二の鳥居
◇二千年の歴史という武蔵一宮、春寒く鼻水を拭いながらの吟行となる。行幸も幾度か、長い参道が立派です。(宏治)

◇長い参道に入るや、葉擦れ音に余寒がつのりました。(操)

◇大宮氷川神社は、参道の雰囲気が明治神宮に似ていると思ったら、逆だったようだ。春寒の強風の日だったのに参拝の人の多いことにびっくりした。(淑子)

◇大宮の氷川神社は、前にも一度来たことがあり、永い参道が印象に残っています。晴れているのに吹く風は思いの外冷たかったです。
あちこちに寄せた雪が溶けずに残っているのが見られました。(章子)

◇神社はさすがに立派で参拝の人も多かった。(隆雄)




◇とにかく寒い日でした。日射しはあっても風寒く、必死で歩きました。
大宮公園の第2公園から回ったので梅林での梅まつり、陶器市の賑いにも出会いました。公園を抜け、脇の門から氷川神社にたどりついた時には句会の時間が迫り、ゆっくりと再訪したいと思いつつ社を後にしました。
(千里)

◇冴え返るとはこのことかと思う冷たい風が吹き荒れていた。それにしても大宮公園は広い。
寒紅梅が満開で美しい色で辺りを制していた。本当の春が待ち遠しい。(とめ子)

◇梅はまだ少し早かった。冬木の芽もまだまだふくらむには、日数がかかりそうだった。
(隆雄)

◇冷たい風にもかかわらず、多くの家族連れがお弁当を楽しんでいたのに驚きました。(操)

◇裏手の大宮公園も広くて気持ちのよいところである。昆陽の碑は目黒の甘藷先生の碑より随分大きくて立派。公園のさくらには、さくら百選の木があり、その他にも養生がされた木が多数。手入れの行き届いた公園は気持ちが良い。(淑子)
◇公園の小動物園で抱き合って暖をとる猿が可愛かった。(隆雄)

◇動物園には、猿や熊、ハイエナがおり、雉や孔雀、フラミンゴといった鳥類も近くで見ることができた。雉は春の季語だと思いながら見ていたが、寒さのせいか、ただじっとしていて句にできなかった。(瓔子)




氷川の杜文化館

◇句会場はきれいな竹林の中の建物で暖房が効いていて快適。ホッと一息できました。
(章子)


◇句会場でいただいた団子がとてもおいしかった。(隆雄)


小路智壽子先生選
木々鳴らし舞殿を抜け春疾風堀内淑子
寒雀鸚鵡の檻に遊びをり伊藤瓔子
四阿に句友がふたり春惜しむ岸本隆雄
さざ波のごとき木洩れ日藪うらら荻野 操
昆陽の碑の立つ苑に梅探る岸本隆雄
大宮の飛簷の反りや梅寒し池田宏治
丁石の並ぶ参道かげろひぬ岸本隆雄
梅見客迷ひ込みたる陶器市小山千里
梅東風や物陰に居る茶屋の婆堀内淑子
紅梅を道しるべとす吟旅かな小山千里
△料峭や参道葉擦れ音高き荻野 操



参加者のひとこと
会場の予約を兼ねて下見に来たときには、池の水がすっかり凍っていたのに、この日はさすがに春、氷が解けておおらかに波打っていました。
寒い中遠路お運び頂いた句友に感謝しつつ、幹事として名物の氷川だんごを買いに走りました。(瓔子)