第133回 虹の会 肥後細川庭園吟行 |
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関口芭蕉庵 塀と青芭蕉 |
◇江戸川橋の駅を出て、神田川に沿って遊歩道を歩いて行き、椿山荘のお庭をちょっと拝見。紫陽花もきれいだったが、蜷の道がみつかった。 関口芭蕉庵では、青い芭蕉が大きく葉を拡げていて美しかった。(瓔子) |
◇初めての細川邸、その美しさ、静けさに感動した。池を縁取る花菖蒲、緑一杯の芝生、軽やかに音を立てて流れる遣り水、どれも心をなごませるものばかり。(隆雄) ◇初めての細川庭園、とにかく美しい。肥後菖蒲と呼ばれる花菖蒲は房が大きく、見ごたえのあるものでした。庭木の緑に目が休まりました。(とめ子) |
肥後細川庭園 |
肥後細川庭園 |
◇細川藩の下屋敷跡という木立の茂りはさすがと眺めました。(操) ◇人の少ない日本庭園、雨ならではの静けさでした。 (千里) ◇肥後の大名庭園の菖蒲は、沢山集まっているいわゆる菖蒲田と違い、各々が池に面し、姿よく見え、風流であった。(享子) |
◇雨で花菖蒲が一段と色鮮やかで目を奪われました。肥後花菖蒲といわれるこの庭の菖蒲は花が大きく見ごたえ十分でした。(章子) ◇雨の中、花菖蒲が美しく咲いた庭園は格別でした。 (昌子) ◇梅雨らしい庭の景にたくさん出逢えました。特に肥後細川庭園の花菖蒲は雨に生き生きと美しかったです。(千里) |
肥後花菖蒲 |
松聲閣 |
◇肥後細川庭園の松聲閣で句会とはなんとも得がたい経験でした。(章子) ◇貸し切りの部屋での句会も楽しかった。部屋からの眺め、特に鮮やかなみどりが目に心地よく安らぎを与えてくれた。(隆雄) ◇和室の句会場を覚悟してきましたが、椅子を準備してくださっていてほっとしました。(操) |
お文庫へ細き階五月闇 | 荻野 操 |
雨に濡れ水辺に凛と花菖蒲 | 宮本昌子 |
玉を解く芭蕉を叩く雨の音 | 岸本隆雄 |
五月雨の池白鷺のまぎれなし | 荻野 操 |
肥後庭園配置程良き花菖蒲 | 堀内淑子 |
雨足の見えて震へる花菖蒲 | 岸本隆雄 |
芭蕉庵句帖をぬらす青時雨 | 伊藤瓔子 |
句会へと近道の路地枇杷たわわ | 小山千里 |
注連かけし椎の大樹に緑雨かな | 尾好子 |
紫の斯くもさまざま花菖蒲 | 小山千里 |
太鼓橋覆ひてあまる夏木かな | 荻野 操 |
水鏡ゆらす雨の輪花菖蒲 | 伊藤瓔子 |
準入選 | |
蜷の道唐草模様描きをり | 伊藤瓔子 |
ビードロの窓打つ雨や花菖蒲 | 池田章子 |
響き渡るミサの調べの涼しかり | 瀬戸とめ子 |
◆庭の一隅にある永青文庫では良寛の遺墨展があり、こちらも堪能しました。(章子) ◆桜のころに訪れて以来久し振りの細川庭園、虹の会に参加出来、幸せな一日でした。(昌子) ◆締め切り時間が三時で時間を気にせず吟行出来てありがたかったです。(操) ◆東京カテドラル協会に立ち寄り、はからずも日曜日のミサに与った。荘厳な賛美歌に感動し、椿山荘の庭園、芭蕉庵と盛りだくさんの吟行でした。(好子) ◆この一帯はあまり歩き廻らずにすむよい吟行地と思った。但し、ゆっくり一か所だけに絞った方が私にとっては良かったかもしれない。(享子) ◆何回か近くで虹の会をしているので、目新しくないかと心配していたが、新しく整備されており、美しい庭園になっていた。句会場もリニューアルされ、対応も親切で良かった(淑子) |