第139回 虹の会 小岩菖蒲園吟行 |
|
|
![]() |
◇江戸川駅を降りるとすぐ小岩菖蒲園の看板が目に入り、角を曲がると目の前が江戸川の土手。青空の下、河原に広がる色とりどりの菖蒲に目が洗われるようだった。(章子) ◇めったに乗ることのない京成線で少し不安でしたが、着いた菖蒲園は今が盛り、白と紫の菖蒲が咲き誇っていました。(とめ子) ◇広広とした河川敷の解放感、鉄橋を渡る京成電車、青々とした土手、それに真青な空。これまで見てきたどの菖蒲園とも違う味わいです。(瓔子) |
◇夜来の雨が止み、一転して快晴の江戸川菖蒲園。まばゆいばかりの日射しと今を見頃の花菖蒲群に圧倒されました。(昌子) ◇昨日の雨は嘘のように晴れあがり、真夏のような吟行日和となった。娘の亜紀がはじめて吟行をした。どんな句が出来たやら、やたら気にかかった。(隆雄) |
![]() |
![]() |
◇梅雨晴間どころか、快晴の真夏日でしたが、川原は川沿いの風が涼しく四阿は快適だった。 今日十六日が菖蒲祭の最終日でお天気ともども好運であった。(周雄) ◇初めての吟行でした。晴れて青空の広がる風の気持ちのよい日になり、祖父が見守ってくれているように感じました。”対象物をじっとながめて、語り掛けてくるものを待つ”と父に教わりました。 ながめていると眠くなって・・・。あっという間に〆切になり、長いようで短い、菖蒲のことだけを考える4時間でした。豊かな時間ですね。(亜紀) |
◇昨夜の雨もすっかり上がり、梅雨の晴れ間の太陽が嬉しい。菖蒲にかこまれ、”精”になった気分で廻りました。(加容子) ◇花菖蒲は満開、紫と白のグラデーションがすばらしい。しかし、句にはなかなか詠みきれず苦吟するばかり。(隆雄) ◇菖蒲を囲むように四阿が配してあり、ゆったりと落ち着けました。江戸川の風が心地よかったです。(章子) ◇園内の手入れ作業の方のお話しでは、菖蒲の花は三日の命とか。花の間引きが悲しい。(千里) ◇江戸川の豊かな水を引く菖蒲は生き生きとして元気を戴きました。(昌子) |
![]() |
![]() |
◇思いのほか人出もあり、親子で網を持ち、池の生き物(ヌマエビやおたまじゃくし)を捕る微笑ましい景も多く見られました。(千里) ◇江戸川は梅雨の出水で土色となり、増水気味。対岸の岸辺は釣り人が並んでいた。(隆雄) |
川風を受く夏萩の揺れ激し | 瀬戸とめ子 |
江戸川に菖蒲園てふ船着場 | 荻野周雄 |
たゆたふは江戸川の水菖蒲園 | 岸本隆雄 |
入道雲流る眼下の草野球 | 宮本昌子 |
河川敷氷菓の幟はためけり | 木賀加容子 |
川風に領巾振るごとし白菖蒲 | 岸本隆雄 |
照りつける日に倦怠の白菖蒲 | 伊藤瓔子 |
花の香を運ぶ川風菖蒲園 | 岸本隆雄 |
江戸川の青き土手背に菖蒲園 | 伊藤瓔子 |
釣船の舫ふ江戸川梅雨晴間 | 池田章子 |
すれ違ふ互ひの日傘閉づる路地 | 小山千里 |
◆河川敷からの川風も涼しく、楽しく吟行しました。季語がいっぱいでしたが、句には出来ぬまま時間切れとなってしまいました。(とめ子) ◆小岩アーバンプラザは立派な施設でした。一階にあるレストランからケーキセットを出前してもらい、楽しい句会となりました。(瓔子) |