第142回 虹の会 六義園吟行 |
令和1年11月30日
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◇受付に人の列なす六義園は紅葉のまっ盛りであった。 (とめ子) ◇冬晴の美しい名園に行くことが出来てわくわくしてやってきました。(幸子) ◇そろそろ冬紅葉の頃。しかし、まだまだ色もあせず美しかった。(隆雄) ◇六義園はこんなにも和歌と深い関わりのあるところとは今回初めて知り、勉強不足を恥じました。 亡き両親の故郷でもある和歌山の地に由来する名園であったとは!感無量の思いで園を巡りました。(千里) |
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◇六義園は初めてではなかったが、季節が違うと印象がこんなにも変わるものかと驚いた。 今日は染井門が開いていたのでそちらから入り、池を上から見渡せる峠に登る。柳沢吉保公の話など今回初めて落ち着いて読んだ。よくこのような形で受け継がれてきたと感心する。(淑子) ◇立派な松の菰巻きは、結びが梅の花の形になっているのが珍しかった。(瓔子) ◇池の南半分に落葉が無いのが不思議だった。(周雄) ◇江戸から続く大名庭園は大樹巨樹が見事であった。とり分けてはぜの紅葉は素晴らしかった。冬晴の楽しいひとときを過ごした。 (とめ子) |
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◇ぽかぽかと暖かい日差しの中、紅葉狩をしていると鳥の声や葉の落ちる音、外国人の声が聞こえてきて、とても心地よい日でした。 日かげに入ると刺すような冷たい空気で、冬だということを思い出させてくれました。足元はどんぐり、見上げれば色とりどりの木々。美しく優しい六義園でした。父と団子を分け合い、食べました。(亜紀) ◇紅葉見物に大勢の人出。しかし池の鴨はのんびりと浮寝中。団子を売る店、甘酒を売る店、草木染の店、それぞれ賑わっていた。(隆雄) |
◇またとない日和に恵まれ、六義園の紅葉を見ることが出来ました。泉水を巡り、築山の裏へ廻ると川に沿ってかえでもみじが見事で思わず足をとめて一句。 近くでお昼も食べ、またお茶屋でお抹茶とお菓子(生菓子がおいしかった)で一服。 冬うらら、こんな日に六義園の吟行ができ、本当に感謝です。(章子) ◇帰りがけに江戸太神楽の上演があり、楽しませてもらった。(淑子) |
鴨一羽水脈まつすぐに戻りけり | 池田宏治 | |
遊歩径池を廻りて紅葉愛づ | 木賀加容子 | 原句 道に添ひ池を廻りて紅葉映ゆ |
老松や腹巻きのごと菰巻かれ | 岸本亜紀 | |
築山に峠といふ名紅葉降る | 瀬戸とめ子 | |
冬うらら薄茶いただく緋毛氈 | 池田章子 | |
好天や床几満席紅葉茶屋 | 池田宏治 | 原句 好天や床几余さぬ紅葉茶屋 |
吟行や句帖に栞る草紅葉 | 岸本亜紀 | 原句 吟行や句帖に落つる草紅葉 |
紅葉川こはごは渡る土橋かな | 池田章子 | |
近づけば紅葉明かりに映ゆる顔 | 岸本隆雄 | 原句 近づけば紅葉明かりに火照る顔 |
石橋に差し掛かりたる櫨紅葉 | 伊藤瓔子 | 原句 石橋にさしかかりたる櫨紅葉 |
雪吊りの目立つ黒松六義園 | 荻野周雄 | 原句 雪吊りが一番目立つ六義園 |
◆寒いけれど広い庭めぐり、冬うらら。広さとみごとさに圧倒されました。(加容子) ◆この季節の六義園は始めてだが人の多さに驚いた。紅葉狩だろうが先日天皇が行かれた京都御所には較べるべくもない。(周雄) ◆痛む膝に杖をつきつつ吟行した。痛いところがあると集中出来ないのは残念。(隆雄) ◆俳句は思うように出来ませんでしたが、俳句会場が遠くて頑張って歩きました。とても充実した俳句会でした。(幸子) ◆桜の時訪れて以来の紅葉の六義園。晴天の園は殊の外賑やかで楽しいひと時を過ごすことが出来ました。幹事の方すてきなセッティングをありがとうございました。(昌子) ◆六義園の紅葉見、何度も来ているが人混みに驚く。外人が目立つ。名園と言われる庭、やはり静かな中に鑑賞したいです。(宏治) |