第21回 虹の会 神田祭吟行

平成11年5月16日



参加者16名
天気晴れ
句会場湯島聖堂斯文会館
集合場所JR御茶ノ水駅改札口
  
この日詠まれた季語たち
祭・夏祭・祭笠・祭囃子・祭笛・祭太鼓・祭足袋・祭髪・
神輿・山車・渡御・神田祭・祭人・祭半纏・祭法被・葉桜・ 
木下闇・緑陰・新樹・春落葉・青葉・青葉時雨・緑・椎匂ふ
風薫る・若葉風・メロン・黴・シャボン玉・春惜しむ・羅


JRお茶の水駅集合。待ち合わせの改札口の前を御神輿が通ってゆく。すでに句帳を開いている方もある。 聖橋を渡るとすぐ湯島聖堂があり、通り過ぎて右に曲がると神田明神の鳥居が見える。
神田の各町内からつぎつぎと御神輿の宮入があり、威勢のよい掛け声や手締めに祭り気分がもりあがる。神田岩本町、小川町、など町々で揃いの法被を来ている。
境内では神田囃子が演じられ、宮入した神輿は宝前で一度とまってお祓いを受けては戻って行く。からくり人形の乗っている山車の宮入は見物であった。
湯島聖堂に入ると一転して静かである。句会場はすごく狭くて高いわりにひどかった。(瓔子記)

この日は、用事を済ませてから現地に急行、何とか出句はしたが成績は散々。珍しいものが沢山あったのだが。やはり、ゆっくり、じっくり見なければ出来ないものだ。
秋葉原のビルから見るのも祭り見物には良いロケーション。お茶の水、神田、秋葉原があんなに近い距離とは今まで知らなかった。(淑子記)


小路紫峽先生選

ひとすぢの乱れも見えず祭髪瓔子
丹田に祭太鼓のひびきけり 瓔子
隋神門くぐれば神輿練りはじむ 隆雄
続々と神輿練り来る神田かな 和江
ももひきの色とりどりに神輿舁く留美子
しんがりに給水車行く祭かな好子
鳳凰の傾ぎを見せて荒神輿 和江
祭笛疲れ知らずに吹き続け 多賀子
江戸小町神田祭を先導す享子
手拍子のいよいよ高く神輿もむ
先導の幣の白さや夏祭ひで子
聖橋渡れば神田祭かな隆雄