第22回 虹の会 水元公園 吟行

平成11年7月20日



参加者13名
天気晴れ
句会場水元公園内涼亭
集合場所JR常磐線金町駅改札口
  
この日詠まれた季語たち
夏・暑し・涼し・朝涼・梅雨明け・梅雨の晴れ・夜の秋・盆・熱帯夜
蓮・蓮見・鬼蓮・あさざ・睡蓮・ダリア・さるすべり・菖蒲・夾竹桃  
竹煮草・シャボン玉・虎ヶ雨・トマト・汗・下闇・緑陰 ・夏のれん
夏帽子・海の日・蝉時雨・金魚・はんの木・ポプラ・南風・涼風
葦・メロン・夏木立・日傘・灼くる・水すまし・蜻蛉・冷房・ボート


JR常磐線(千代田線)金町に集合。バスに乗る予定だったが、タクシー2台に分乗して、水産試験場へ。
たまたま駅で会った人に蓮がきれいですよと教えてもらったため。
水産試験場には聞きしにまさる美しい蓮池があった。大鬼蓮の方はあまりたくさん咲いていなかったが、あさざの黄色の花もみることができた。 金魚も育てていて、1匹30万円もするとかいうめずらしいものもあった。
小合溜にそって歩くと句会場となる涼亭がある。かなり広い公園で半分も見られない。釣りを楽しむ親子連れなどのんびりとした風景である。(瓔子記)

以前から吟行に行きたいと思っていた場所だったが、駅から遠そうであきらめていた。他に決めようが無くなって、ここにしてみたが、何人かでタクシーを利用して、結構楽に行くことができた。
また、帰りは「縛られ地蔵」を見学後、バスや徒歩、途中でタクシーをつかまえるなど。それほど遠い訳ではない。
中が広いので、どこで、何を見るかを決めておかないと何も見られないことになるかもしれない。花あさざが見られる場所はめずらしい。蓮は素晴らしかった。公園の本体の方には花菖蒲があるが、時期を過ぎていた。(淑子記)


小路紫峽先生選

髪洗ふ夫と初めて吟行に留美子
吟行や一句もがもな暑に耐ふる 静子
下闇を抜ければ沼の広がりぬ和江
梅雨明けの空へ釣竿振り上ぐる瓔子
大池の端の旗亭や夜の秋
河川敷野球少年汗拭かず丹花
一面に咲いてさみしき花あさざ淑子
自転車で巡る公園朝涼し丹花
出る車入る車の夏木立辰也
蓮の花欲しと夫の手借りて切るひで子
白日傘傾け釣果尋ねけり瓔子
水郷の名残りと云はむ鬼蓮静子