第23回 虹の会 六義園吟行

平成11年9月15日



参加者15名
天気曇り一時雨
句会場六義園内心泉亭
集合場所山手線駒込駅改札口
  
この日詠まれた季語たち
秋・秋日・秋の風・野分・台風・秋の暮・秋暑・残暑・秋高し
どんぐり・蚊遣り・松手入れ・日傘・秋日傘・秋簾・秋灯・秋惜しむ
烏瓜の花・秋の薔薇・萩・曼珠沙華・蛍草・落葉・蝉の殻・揚羽
水澄む・涼し・風鈴・蜘蛛の糸・虫・鈴虫・蜩・あきつ ・あきあかね
敬老日・震災忌・夏木・新米・祭り・一葉・桜紅葉・滝・初紅葉


山手線駒込駅に集合。歩いて7分程度で六義園の門に着く。入園料300円。
柳沢吉保の屋敷あとで、和歌の趣味を取り入れ、凝った回遊式庭園である。
台風の前触れの風が強く、急に雨がざっと降ってくるかと思うと日が照ったりというお天気だった。風も雨も句材にはなったようである。木々がざわざわと風に鳴るのがとても印象的で、池の面もさざなみが立ち、萩も揺れている。(瓔子記)

この日は敬老の日。祭日に吟行すると、使える季語が一つ増えてそれなりに楽(淑子記)


小路紫峽先生選

切岸に丈余の萩のうねりかな勝子
裏門の閂はづす昼の虫 丹花
お台場の人工渚震災忌節子
「長寿芋」なるを贈りぬ敬老日淑子
枯山水紅萩の紅刷く一ところ勝子
鯉涼し土橋を渡る人に寄り
風の萩七転八倒したりけり瓔子
松籟の止みたるときの昼の虫節子
走り萩しどろもどろや天狗風
台風の余波とも日照雨一しきり丹花