第25回 虹の会 根津美術館吟行

平成12年1月29日



参加者12名
天気快晴
句会場東京ウィメンズプラザ
集合場所地下鉄表参道A5出口
       
この日詠まれた季語たち
暖か ・水温む ・焚き火 ・末枯れ
物芽・水仙 ・竜の玉・どんぐり・白梅
屏風 ・着膨れ ・手袋 ・四温 ・冬
枯木・凍てる・寒禽 ・鴨・剪定
春隣・春を待つ・冬ごもり・日向ぼこ
春灯・冬灯 ・霜解・くさめ・風光る
寒鯉 ・地虫出づ ・啓蟄・日脚伸ぶ・冬日
青き踏む・冬草 ・草城忌・芽吹き


10時地下鉄表参道A5出口で待ち合わせる。集まった方数人づつ行って頂くことにする。
途中はブランドのブティックが並ぶ静かな通りだ。 美術館では「近世の絵画」ということで、掛け軸や屏風絵や絵巻物が見られた。参加者の7割ぐらいの人は美術館の見学をしたようだ。
庭は池を真ん中にして、茶室があり、下見の時はここでお茶会が開かれていたが、今日は静かだ。いろいろな石仏、燈篭など収集された美術品が展示するように、置かれている。
寒中なのにあたたかくて庭で吟行するのに都合がよかった。
美術館を出て、骨董通り、青山通りと歩いて、会場までは約10分である。(瓔子記)

根津美術館の庭園は思ったよりみごたえあった。句会場へゆく途中の骨董通り思ったほど骨董屋はなく 洋服屋などに大分変っていたのは時代の流れか (辰也記)


小路紫峽先生選

水仙の一輪挿しや大机辰也
青空に焚火の煙まっすぐに留美子
青空に鳶一羽舞ふ四温かな勝子
伏し目がちにて石仏の凍て給ふ静子
結界の奥より焚火煙かな和子
まっすぐな学園並木芽吹きけり丹花
落ち葉焚く煙は日矢を昇りけり瓔子
石仏を囲みて出でし物芽かな淑子