第28回 虹の会 茅ヶ崎吟行

平成12年7月20日



参加者13名
天気快晴
句会場柳島記念館
集合場所JR東海道線茅ヶ崎駅改札口
       
この日詠まれた季語たち
海の日 ・ 炎天 ・ 夕立雲 ・大暑 ・ 南風
夏休み ・日盛り ・ 雲の峰 ・ 朝涼 ・ 涼み
神輿 ・ 渡御 ・ 祭  ・ 日傘 ・ 氷菓
避暑 ・日焼け ・ サングラス ・ 舟虫 ・ 虫
砂日傘 ・ 海酸漿 ・ 夏の海 ・ 土用波
キャンプ ・ テント ・ ボート ・ サーファー
カンナ ・ 玉蜀黍 ・ 夏木 ・ 昼顔
木下闇 ・ 夏草 ・ 草いきれ ・ 草茂る


吟行場所は茅ヶ崎の海岸、キャンプ場、松林等。
それぞれバスまたはタクシーで句会場に向かう。句会場は相模川が相模灘に入る河口の近くにあり、海岸や松林、キャンプ場がすぐ近く。ここで全員集合して吟行にでかける。
海岸には人工の岩場も出来て居る。近く松林にはキャンプが張られていた。気温は32℃(辰也記)

海の記念日。大変に暑い日だった。近くにお住まいのメンバーがご夫婦揃ってお世話くださったもの。当日は朝からお祭りもあり、その句も多く見られた。
この日から学校も夏休みと言うことで、子連れメンバーもおり、早速句材になった。(淑子記)

茅ヶ崎の海は、遠くの台風の影響か波が高く、サーフィンにはよさそうだった。 雲の峰が海をとりまき、パラグライダーが浮かんでいる。これぞ湘南の海という風景であった。(瓔子記)


小路紫峽先生選

砂防林カンナ燃え立つ一ところ節子
夏草を敷物としてテント張る和子
雲の峯崩れて富士の現はれず達郎
パラグライダー色を点じて雲の峰淑子
殿を努む神輿の暴れぶり
正門は開かずの扉草茂るひで子
夏休み始まり子連れの句会かな淑子
岩に立ち雲の峰へと竿を振る隆雄
切株に一まづ腰や涼み人節子
大かしぎして海に入る荒神輿
浦祭マストの上の鳶の笛 貞子
十二支の彫りが自慢の神輿舁ぐ
大漁旗かかげて集ふ祭船 貞子
笛吹くは肩車の子神輿もむ瓔子
幹曲る防風林にキャンプ張る辰也
砂防林透しキャンプの樂聞こゆ柳影
避暑散歩松林より砂浜へ 静子