第33回 虹の会 多摩川台公園吟行 |
平成13年5月13日
参加者 | 11名 |
天気 | 晴れ |
句会場 | 田園調布富士見会館 |
集合場所 | 多摩川駅改札口 |
10時半、東横線多摩川駅改札口で待ち合わせ。風薫る絶好の吟行日和。 |
見晴台より多摩川を望む |
◇河川敷からの草野球の打球音や歓声が爽やかな風にのって来、まだ耳に残っています。(柳影) ◇気持ちよい川風に吹かれながら楽しいひとときを過ごしました。(好子) |
◇教会の鐘の流れる若葉の公園散策。心が洗われました。(律子) ◇多摩川の風に吹かれて食べたおにぎりは格別の味わいでした。(隆雄) |
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古墳の道 |
◇1号から8号までの古墳群をつなぐ小道。緑豊かな静かな小道でした。(瓔子) |
◇自分の住んでいる割合近間にこんな素敵な公園と古墳があることをしりませんでした。(ひで子) |
古墳の道 |
えごの花 |
◇よく散歩をするコースですが、えごの木がこんなに沢山あるとは今まで気がつきませんでした。(好子) ◇暗い木立の中のえごの花は静かに散っていました。(操) ◇初めて目にするえごの花の白さと香りに感動しました。(なぎさ) |
◇水生植物園は浄水場址をそのまま利用とか。 紫と黄のあやめが咲いていたが来ている人の関心はザリガニ.。写真でかがんでいる 人はザリガニ釣りの紐をおろしている。親の方が昔を思い出してか一生懸命。(辰也) |
水生植物園 |
小暗がりえごの花散る古墳径 | 柳影 |
えご匂ふ古墳の径の細きかな | 操 |
手を出せば蒲公英の絮止まりけり | なぎさ |
急行に乗り換えの駅風薫る | なぎさ |
まくなぎに付きまとはれて古墳径 | 好子 |
時ならぬ日傘の列は吟行子 | 柳影 |
散りしえご心ならずも踏みにけり | 丹花 |
えご散りぬ古墳の径の暗がりに | 操 |
森閑と高級住宅街薄暑 | ひで子 |
自己主張するかにえごの花匂ふ | ひで子 |
木々の間に光る多摩川夏来る | 隆雄 |
この日詠まれた季語たち |
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母の日・風薫る・薄暑・夏来る・夏に入る・聖五月・若葉風 |
新緑・万緑・えごの花・緑陰・新樹・葉桜・若葉・草刈り・夏木立 |
蜊蛄(ざりがに)・落し文・お玉杓子・まくなぎ・蒲公英の絮 |
睡蓮・藺の花・あやめ・花菖蒲・あさざ・草茂る・囀り・夏霞 |
更衣・白靴・日傘・砂日傘・蛇いちご・遠足・すかんぽ・蟹 |
◆葉桜の下で、キャッチボールをしている父と子。ブランコに母を乗せて背中を軽く押している娘。母の日の心温まる風景に出合った吟行でした。(隆雄) ◆安岡章太郎氏が1日に2回も3回も散歩するという多摩川の河畔を眼下に古墳の丘の吟行は好天に恵まれ気持ちの良い1日でした。(柳影) ◆吟行の度に新しい事を教えられとても勉強になります。(なぎさ) ◆万緑に私達も染まりそうな美しい緑の多摩川べりは2度と同じ世界に会えるかどうかと思う程素敵な季節です。(勝子) |