第39回 虹の会 猿江恩賜公園吟行 |
平成13年5月19日
参加者 | 9名 |
天気 | 晴れ |
句会場 | ティアラ江東 |
集合場所 | 都営新宿線住吉駅改札口 |
ミニ木蔵
10時半、都営新宿線住吉駅改札口で待ち合せ。 |
正面入り口 |
◇都心、高層マンション等が並ぶ中、こんな公園があるとは知りませんでした。また、木を水につけて保存していたとは知りませんでした。淡水と海水のまじり具合がよかったということで、このあたりに木場があったんですね。単に木材の流通場所と思っていたので認識を新たにしました。(淑子) |
◇かっては皇室の後用材貯木場だったとか。今はあめんぼう、めだかの運動場、睡蓮も咲いていて、時の流れを感じました。(律子) |
ミニ木蔵の睡蓮 |
じゃぶじゃぶ池 |
◇じゃぶじゃぶ池に水が無かったのは残念で、水の張られた頃に又来て子供の歓声を聞きたいものです。(ひで子) ◇烏の捕獲の檻が据えられていた。新聞では見たが現物は初めてでした(辰也) |
◇ユリの木の花をはじめて見ました。チューリップのような形、オレンジ色のラインが特徴的な可愛い花です。でも俳句に詠むのは難しい!!(瓔子) |
ユリの木の花 |
横十間川 |
◇横十間川の名もよく、流れも澄んで、水辺を自転車で走る人々が下町を愛して住んでいる事を感じました。(ひで子) ◇海が近いせいか、都会の濁れる川に小さな海月が泳いでいたのには、珍しくもあはれにも感じられました。(和江) |
◇貯木場だったとは信じられないほど緑陰の多い公園でした。池に入って遊んでいる子等はお玉じゃくしを捕っていると言っていました。(操) ◇池にいっぱい咲いている睡蓮の白さが眩しいほどで、かの有名なモネの絵を鮮明に思い出しました。(勝子) |
日本庭園 |
水草生ふ木場は昔の語り草 | 律子 |
時計塔より下りて来し夏の蝶 | 和江 |
あはれやな都会の川に海月とは | 和江 |
藤の蔓すでに棚よりあふれたる | 淑子 |
八本の櫂羽のごとボート漕ぐ | 操 |
敷石の隙間隙間に草茂る | 辰也 |
漕ぎ手へと飛ばす号令風薫る | 瓔子 |
糸を引く飴さながらに蜘蛛の糸 | 瓔子 |
この日詠まれた季語たち |
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風薫る・薄暑・暑さ・夏近し・夏めく・新緑・木下闇 |
緑陰・若葉・新樹・草茂る・若芦・ボート |
海月・あめんぼう・目高・夏の蝶・蝶・駒鳥 |
睡蓮・水草・囀り・通し鴨・遠足・蜘蛛・風光る |
日傘・梅雨晴れ間・梅雨・五月晴れ・涼む |
◆まさに新緑の真っ只中を夢見る心地で吟行しました。木も花も句材いっぱいでしたが、またたく間に時間が過ぎてしまいました。(勝子) ◆初参加、虹の会の吟行は「ねた」が少なく私のような浅学には苦労しました。ただ、句会の出席者が少ないため、この点時間の余裕が出来ました。会場については満足しました。余りにきれいな部屋でびっくり、良き句会が出来ました。(けんじ) ◆ガラス玉をリボンのように垂らした天井、床にはふかふかする絨毯とパーティ会場のようなきらびやかな今日の句会場でした。(操) |