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平成1年9月15日
参加者 | 13名 |
天気 | 晴れ |
句会場 | 巣鴨社会教育会館 |
集合場所 | 巣鴨町駅改札口 |
とげぬき地蔵参道の商店街 |
◇お年寄りの原宿は敬老の日にもかかわらず、若者の姿が目立ちました。秋祭が重なってあちらこちらに太鼓の音がひびいていました。(聖樹) ◇とげぬき地蔵商店街ではゆっくりと時間が流れているようです。 |
◇とげぬき地蔵の境内で、林家ペーさん、パー子さんと回るツアーの一団に出会った。順番の札どおりにかわるがわる写真を撮っている。この二人のツアーって、巣鴨らしいなあと思った。 (瓔子) | とげぬき地蔵境内にて |
洗い観音 |
◇水掛け観音にお水をかけたいと思って来ましたが、あまりの列の長さにあきらめました。(隆雄) ◇地蔵さんの洗い観音の信仰はすごいなと感じた。(辰也) |
水原秋桜子のお墓 (染井霊園) |
高村光太郎、智恵子の墓(染井霊園) |
◇染井霊園では古い墓だが草茫々の所も案外多かった。後を継ぐ人がいないのか。 芥川竜之介の墓が荒れた感じなのは寂しかった(辰也) ◇慈眼寺、本妙寺でが小林平八郎、遠山金四郎、千葉周作等の墓を見、確かに実在して居たんだなと感慨しきりでした。(周雄) |
振袖火事の供養塔(本妙寺) |
歴代の本因坊の墓(本妙寺) |
◇本因坊の墓に供物代わりに白黒の碁石がのっていたのは珍しかった。 (辰也) |
秋彼岸手押しポンプの水汲場 | 周雄 |
色変へぬ松のたもとの十字墓 | 聖樹 |
野球帽かぶりて子供神輿舁く | 操 |
曼珠沙華咲くや明暦大火の碑 | 柳影 |
霊園の小径をたどる秋日傘 | 辰也 |
車椅子押して一施す敬老日 | 聖樹 |
衝立の螺鈿涼しき巫女だまり | 瓔子 |
講習のダンベル体操敬老日 | 操 |
霊園は広し片陰見当らず | 隆雄 |
葭簀立て庫裏の玄関開け放つ | 操 |
この日詠まれた季語たち |
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秋日・秋彼岸・秋澄む・秋の風・秋暑し・秋麗・秋天・灼ける |
水澄む・涼し・暑し・今朝の秋・鰯雲・爽やか・秋日傘・片陰 |
色変えぬ松・露・神輿・小鳥・彼岸花・鶏頭・青芒・萩・風船葛 |
敬老日・秋祭・麦茶・摂待・葭簀・墓参・墓洗ふ・新米・身に入む |
秋の蚊・秋蝉・黒揚羽・虫・蜘蛛・つくつく法師 |
◆巣鴨といえば、先ず巣鴨プリズンを思い起こすが、暗い戦後を生き抜いてきた人達が今老人と言われる様になって、大挙して巣鴨のとげぬき地蔵に押しかけている。 敬老の日の今日、彼らに混じって老人ぶりを発揮した一日でした。(柳影) ◆しばらくぶりの虹の会、達者な方達に交じって巣鴨地蔵での吟行とは?と思いましたが、どこでも句材はあるもの、何とか七句を揃えましたが、出来は?ともかく暑い日でした。(和男) ◆今日は虹の会に参加させて頂きありがとうございました。吟行することによって、ストレス解消できるのも俳句ならではのこと。ありがたく思います。俳縁によりいろいろな土地を訪ねたり、いろいろな人と出会い、句会できることは本当に素晴らしいことだと思います。このような機会を私に与えて下さいましたことを神様に感謝しています。(公二) ◆始めて虹の会に参加させて頂きましたが、真夏に負けぬ日差しと暑さで忘れ難いものになるでしょう。(周雄) ◆俳句でもやっていなければこんな暑い日に巣鴨から染井霊園など歩かないのにと思いながら、懸命に歩いた割には句の出来なかった事を反省しました。(ひで子) ◆とにかく暑かった。舗装したところの下からの照り返しで日傘も役に立たず。 とげぬき地蔵は狭いので、染井霊園へ向かったが、これまた広くてお目当てのところへはなかなか行けず、暑い中をさまようことになった。(淑子) ◆きびしい残暑、けれどもさわやかな秋の風、久し振りに虹の会吟行に参加させて頂き、嬉しいです。「おばあちゃんの原宿」、成る程、ファッションはシルバーエイジと詠われたとおりですね。高名な方達の墓参が出来て、ありがとうございました。(勝子) |