第68回 虹の会 哲学堂公園吟行 |
平成19年3月25日
参加者 | 13名 |
天気 | 雨のち曇 |
句会場 | 哲学堂公園内霊明閣 |
集合場所 | JR中野駅 |
哲学堂公園
10時30分にJR中野駅に集合場所。バスで哲学堂公園へ。哲学堂公園は、哲学者で東洋大学の創立者である井上円了博士が、和田義盛の遺跡である和田山に四聖(孔子、釈迦、ソクラテス、カント)を祀る小堂を建立したのが起源です。 |
哲理門(妖怪門) |
◇寺で云えば山門に当たる妖怪門(哲理の門)が句からも、写真からも一番面白い興味ある建物でした。結構たくさんの句が作られていました。(辰也) ◇門の暗がりを覗くと、右側は天狗、左は幽霊の像がありました。その珍しさにびっくりです。目の前に大きな椿がばさりと落ちる瞬間も見ました。句にしたかったのですが、うまくいきませんでした。(瓔子) ◇近くに住んでいたので哲学堂のまわりは車で幾度も通ったが、園内に入ったのははじめて。哲学にまつわるお堂はともかく、緑一杯の森があってびっくり。その昔武将(和田義盛)の城址と聞き、この丘は砦だったことがうなずける。哲学は難解としても、天狗が物質界を幽霊が精神界を象徴するとは・・・全く判らない。(斉) |
◇四聖堂に仰臥姿の寝釈迦があるそうなので、公開日にはぜひたずねてみたい。(斉) ◇難しい名前の門、建物、道が並んでいて、一苦労。句にいれても駄目だろうし。(辰也) |
四聖堂 |
六賢台 |
◇六賢台は、東洋六賢人として、聖徳太子、菅原道真、荘子、朱子、竜樹、迦昆羅を祀っている ◇明治の哲学者の時空をさまよった感があったが、同時に俳句の世界に通じる何かがあるとも思った。(隆雄) ◇堅い名前の建物や場所が散在する中、初音を聞き、芽柳の垂れているのを見てほっとした。公園内はどこも水たまりと泥で歩くには困難をきわめる(淑子) |
◇哲学的雰囲気の中に、武蔵野のおもかげが少し残り、又、桜が枝先に一つ二つよ花をつけていて、心がしずまる思いがした。(隆雄) ◇哲学堂公園は、解ったような解らない説明の案内板が多く句には出来ませんでした。(律子) |
宇宙館 |
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◇咲き始めた桜が水滴を含んで寒そうでした。明日は水分を充分吸ってわれ先に咲き出しそうです。(智) ◇初花の雨となった哲学堂公園、広くまた高低差のある庭で難しい文字のあふれる所でした。あと一週間あれば、絶好のお花見が出来ることでしょう(彰宏) |
◇句会場は髑髏庵、一瞬たじろぐ名であるが、中は意外と懐しささえ覚える和室であった。人生の妙趣を楽しむどころでなく、上智ならぬ下愚のことばが去来する一日であった。(享子) ◇句会場の昔なつかしい間取り、バリアフリーにほど遠く、そこが又何ともいえず親しめました。(律子) ◇句会場も趣きのある建物でしたが、和室なのでしびれの切れたのには閉口しました。(ひで子) ◇句会場の階段下を利用した押入れに火鉢が積み上げてあったりして、建物の古さが思われました。昨夜からの大嵐にもめげず、ふすまを払って二間を使う大勢の吟行でした。(操) |
髑髏庵(句会場霊明閣への入り口) |
めまとひや六賢人を指折れば | 律子 |
薄緑目に沁む芽ばり柳かな | 周雄 |
雨滴枝に光らせ木の芽吹く | 辰也 |
初花に雨容赦なき並木道 | ひで子 |
椿落つ妖怪門の暗闇に | 隆雄 |
どしやぶりの雨に花雪洞灯る | 操 |
咲き初むる花に冷たき夜半の雨 | 康邦 |
吟行の靴にべたりと春の泥 | 斉 |
哲学堂公園春泥地獄なる | 淑子 |
初音きく哲学堂の筆塚に | 隆雄 |
春の雨妖怪門に雨宿り | 隆雄 |
土砂降りに気勢そがれし花見かな | 康邦 |
春泥を厭はず堂を巡りけり | 辰也 |
ふくらみし蕾を飛ばし春疾風 | 斉 |
覗き見る妖怪門の像おぼろ | 瓔子 |
◆花の雨には二三日はやいけれど、なんでこの日だけ雨が降るのでしょう。こじつけの様な哲学用語の七十二のモニュメントは、雨のために全部探せませんが訳はわかりません。(智) ◆朝家を出る時はまさに春の嵐で傘もさせない状態だったが、幸い哲学堂に着いた頃には風は止み、雨も昼過ぎには小降りとなった。とは云へ御天気ならもっと良かった。桜も一二分咲きでもう一週間位か。園内の各建物、橋などそれぞれ哲学的な意義、説明があるが残念ながら、よく読まなかった。人生勉強は次回にとっておく。(周雄) ◆電車の乗り継ぎが良く、あっという間に吟行地に着きました。一分咲きの桜もなかなか良いものですね。山茱萸の花が満開で公園を美しく彩っていました。三四羽の残り鴨が仲良く八つ橋のまたぐ池で遊んでいました。(ひで子) ◆公園を流れる妙正川は貯水施設とつながっているそうで、午前中のごうごうという水音はそのためだったかと勝手に推測。雨のひどかった午前中は人気がなく、我々のみの公園だったが、午後にはぼちぼちと来る人も。来週の花の頃には大変な人出だろう。(淑子) ◆初めて訪れたがなかなか面白く興味津々の空間だった。哲学用語のような言葉が多く、作句のとき、ついつい安易に使ってしまった。この時空を経験していない人達にはわかるだろうかという心配も残った。(隆雄) ◆雨音にめざめ、今日の吟行はだめかなと諦めましたが、幸い小降りになり、近場ということもあって、出席できうれしかったです。(律子) ◆帰りのバスから見た中野駅前通の桜並木に感心。国分寺駅前の通の桜並木を思い出しました。(辰也) |