第77回 虹の会 大宮氷川神社吟行

平成20年8月31日



参加者19名
天気晴れ
句会場大宮北公民館
集合場所JR大宮駅中央

楼門


参道
◇さすが武蔵の国の総鎮守だけあり、参道が長く、大樹の並木が続く。(辰也)

◇武蔵国一の宮と云われるだけ氷川神社は参道から神域迄、まことに堂々として居て立派だった。(周雄)

◇一の鳥居から歩き出し、三の鳥居まで丁目石で十八丁まで、二キロありました。長い参道の両側の木に蝉が鳴いていました。(隆雄)
◇武蔵一の宮というだけあって、参道の長さと幅に驚いた。丁目石がずらりと並んでいるのも嬉しい。(斉)

◇長い参道に五丁目、六丁目と丁目石の立っていたことも驚きでした。参道の途中に何千年も経ったような巨木の伐られた株が哀れながらも誇りを持って残っていました。(ひで子)

◇二の鳥居と三の鳥居のまんなかあたりに氷川だんごの店があります。焼きたてのの団子を買って、句会場で皆でいただきました。醤油味が香ばしくでおいしかった。(瓔子)

丁目石

二の鳥居
◇由緒正しい二千有余年の社に驚くばかり。大きな鳥居、古大木のけやき参道の朝は心地よく長い参道も俳句を作ることも忘れ散策。(とも子)

◇緑の中、朱の橋や朱の鳥居たひときわ美しく映えていました。(ひで子)

◇社家の黒門に吊るされている幣もすがすがしいものでした。(彰宏)

◇三の鳥居を入ると緑の樹木に覆われたように朱塗りの欄干の橋が池にかかっていた。その先にはやはり朱塗りの楼門が聳えている。中央の社殿には八岐大蛇を退治した須佐之男命、その妃など三柱の神が祀られている。いづれも出雲神話で有名な神々である。(一子)

◇宮参りの赤ちゃんがいっぱいでした。おぼつかないお父さんの「だっこ」、ほほえましく、これ又昔を思い出させるものがありました。そこはかとなく秋の気配の広前でした。(とめ子)

◇夏休み最後の日曜日のせいか、お宮参りが続々とあり、感心した。パンチパーマの茶髪の父親も赤子を抱いて神妙に御参りをして居て、日本人のDNAは変わらないなと思った。(周雄)

◇初宮参りの赤ちゃんが沢山いて、昇殿してお祓いを受けていた。少子化という言葉を忘れるほどであった。(斉)

舞殿と本殿

日本庭園
◇園内は、樹齢百年を超える赤松がそびえ、桜のころは見事であったでろう桜の木が目立った。日本庭園には流水の池や東屋、自然石がほどよく置かれ、紫式部の実が色づきはじめていた。(一子)

◇青木昆陽(甘藷先生)を称える碑がここにもあるが、日本の農業にとって非常に大切な人物だったことが判る(斉)
◇久し振りの大宮氷川神社、季節が違うと随分印象が異なる。梅が枝に花を探した園では、ぐんぐん伸びた枝に葉が茂っている。池には、鴨はおらず、風が吹きわたるのみ。(淑子)

◇大宮公園は桜、梅、紅葉の時期でなく、人の出は少ないようでしたが、緑一色の公園には和みました。池の周辺は、家族連れで賑わっていました。 (辰也)

大宮公園の池

小路紫峽先生選

蜩や参道長き一の宮岸本隆雄
社家の塀青き瓢を垂らしたる古谷多賀子
ひぐらしの森に鎮座す一の宮小川辰也
噴水の高く上がりて水匂ふ南なぎさ
冠木門入るやいなやの実紫猿渡律子
ここからが日本庭園実むらさき堀内淑子
句会場までは片蔭つたひかな平沢ひで子
新涼の幣ま白なる社家の門古谷多賀子
式部の実あるかなきかの風に揺れ調 一子
四阿は数寄屋造りや蝉涼し猿渡律子
延々と続く参道蝉時雨井関晴義
法師蝉池をへだてて鳴き競ふ伊藤瓔子

 
参加者のひとこと
建立は聖武天皇時代以前からとのこと、その歴史の重さを感じさせるだけの貫録があった。街騒を離れた蝉しぐれの武蔵野を逍遥の一日であった。(享子)
昨日までの荒天を振り切り好天に恵まれ、八月の暑さの中、緑陰涼しき氷川神社と大宮公園は絶好のロケーションでした。大宮駅構内はまるでデパートの中の様で、改札を出ていない様な気がする広さだ。この広さと長さは氷川神社の参道にもいえる。大木に囲まれた参道は見事!としかいいようがない。(智)
大宮に引っ越して来て1年半、氷川神社は有名と知りつつ御参りしたことはなかった。今回吟行してみて、参道の欅並木、神池、本殿と立派ですがすがしい印象を持った。大宮公園は広く、回りきれなかったので、またゆっくり来てみたい。(なぎさ)
二百十日を前倒しした様な日々の中で、今日は久々の晴間。初めての参詣ともあって俳句よりも見学に来たみたいでした。氷川神社もさること乍ら大宮公園はなかなかのもの。皆様の俳句を見るのが楽しみです。(晴義)
天気予報ははずれ、晴天に恵まれ、爽やかな吟行日和となりました。蝉が夏の終わりを精一杯鳴いていました。立派な宏大なお宮が埼玉県にあることを今更乍ら感心しました。(多賀子)
歩きすぎてはいけない、じっとしていなさい、と言われているが、はやり来たからにはあちこち見たいと思うのは人情というもの。小さな遊園地で楽しげな音楽を流しているのが夏休み最後の日曜日の名残惜しさを感じさせた。(淑子)
公園内にサッカー、競輪場があるのは珍しい。全部は廻りきれませんが、いつもいい場所を探して頂いて幹事さんに感謝しています。(一子)
狭山市に住みながら、初めて武蔵の国の総鎮守である大宮の氷川神社に参拝しました。参道の広さと長さに驚きました。また、近々参拝して御利益を頂きたいと思いました。(彰宏)
大宮は鉄道の分岐点というイメージでいたが、広大な大宮公園とそこに点在する諸施設を見て、なかなか素晴らしい環境があることを再認識した。(斉)
不安定な日々が続いておりましたので、今日はどうなることかと心配しましたが、無事句会終了まで青空でほっとしました。氷川神社にお参りし、神慮あってのことだったかも知れませんね。十八丁の参道を久し振りに渡り、心身ともにさわやかでした。夏休みでだらけきった詩嚢に喝を入れていただきました。ありがとうございました。(律子)
雨が降らなくてよかったです。初詣で賑わう氷川神社とは別の顔が見られてよかったです。(恵子)
句会場でいただきた焼団子、昔住んでいた所沢の名物だったと思いつつ味わいました。おいしかった。ありがとう。(隆雄)
久々の氷川神社でとてもなつかしく思いました。かつて菜の花句会で利用していた吟行地だったのです。会社をやめてからの句会デビューもここからでした。(とめ子)
どきどきしながら大宮駅に降り立ち、親切なおまわりさんに道順を教えて貰い、大宮の町の大きさにびっくりしました。公園の広さにもびっくり、素晴らしい木々、古木草野にわれを忘れて散策に夢中でした。ありがとうございました。(とも子)
三日ほど突発的な雷雨が続き、天気が心配でしたが、杞憂に終わり、汗の流れる吟行でした。確か前回は成人の日の振袖姿を楽しみながら歩いた参道を汗を拭きながら、「長いな」と思いつつ歩きました。広い境内一円の蝉時雨でした。(操)
皆さんの心掛けの良さのせいでしょうか。昨日までの悪天候がうそのような良い吟行日和となりました。氷川神社は武蔵一の宮の名に恥じず、立派な神社でした。吟行のできる事をありがたいとしみじみ思った一日でした。(ひで子)