平成22年9月20日
鬼子母神境内 |
小泉八雲の墓 |
◇雑司ヶ谷霊園に眠る先人達の墓を絵図を片手に巡っていると時間の経つのを忘れる。小泉八雲、ジョン万次郎、・・・とにかく楽しいが、今日はジョン万次郎と東郷青児の墓が隣り合っているのを発見した。地下で二人はどんな話をして居るんだろうか。 折しも秋の彼岸の入りであちこちで墓掃除の家族が来て居られ、日本の先祖教の伝統はまだまだ大丈夫だと思った。(周雄) ◇ちょうどお彼岸だし、お休みだしでお墓参りの人が続き賑わっていました。有名人の墓の場所の地図をもらい尋ねましたが、有名人ともなれば死後も墓地を綺麗にし、供華を絶やさず、大変だなと思いました。(辰也) |
◇雑司ヶ谷霊園は一番古い都立霊園との事で、木々が高く茂り、公園のような雰囲気がある。有名人の墓も多く、地図をたよりに巡り歩いた。神式も仏式もキリスト教も混在する不思議な墓地だった。(好子) ◇最初に雑司ヶ谷という地名を知ったのは、『こころ』を読んだ時だったかしら?などと考えながら、漱石のお墓をお参りしました。(瓔子) |
夏目漱石の墓 |
泉鏡花の墓 |
◇名前を耳にすることはありましたが、初めて雑司ヶ谷霊園に来ました。有名な方のお墓がそちこちに思いのほかひっそりとありました。 彼岸の入りに千草に乗っ取られている墓地も多くあり、時の流れとあはれを感じました。 鴉が鳴き止まないのも気にかかりました。供物を待っているのでしょうか。(とめ子) |
◇彼岸の日に雑司ヶ谷霊園の文士の墓を巡ることになったが、それぞれに趣きがあり、興味深かった。夢二の墓にはだれが供えるのか、三本の百合が華やいでいた。(宏治) |
サトウハチローの墓 |
鬼子母神の大銀杏 |
◇鬼子母神はお会式のときは境内がいっぱいでしたが、今日はゆっくり境内を廻りました。境内のお茶屋の「おせんだんご」をゆっくり食べました。 銀杏の大木はやはりすごいですね。上もさることながら走り根がすごいと思いました。(辰也) ◇樹齢700年の銀杏の大きさに驚きました。黄葉のころや落葉の頃はさぞかし美しいことだろうと思います。またその頃に来てみたいと思います(瓔子) ◇鬼子母神では、落ち着いて過ごせた。ざくろは本格的に熟すのであろうか。(淑子) |
◇鬼子母神へ場所をすすめ、境内の樹齢700年の大公孫樹には驚きました。今も樹勢は止まることを知らないとか、更なる驚きです。鬼子母神とのかかわりはわかりませんでしたが、ざくろ絵馬が奉納され珍しかったです。境内にも三本のざくろがあり、色づくにはちょっと早かったようです。(律子) ◇鬼子母神の境内にあった駄菓子屋さんは宮崎アニメにモデルになって登場したとの事。昔のままの品揃えが自慢のようでしたが、すすきみみずくは、継承者がなくなられて、今では売っていないことが残念でした。(章子) |
すすきみみずく |
墓参り手桶に花と水を売る | 堀内淑子 |
数珠の手の煙草を供ふ墓参かな | 池田章子 |
鬼子母神みくじ結はるる柘榴かな | 荻野 操 |
一族の絶えたる墓に藪枯らし | 伊藤瓔子 |
貸出しの竹箒あり墓洗ふ | 猿渡律子 |
秋澄むや人の途切れぬ鬼子母神 | 瀬戸とめ子 |
霊園に華やぎありて秋彼岸 | 池田章子 |
墓荒れて草の絮とぶばかりかな | 伊藤瓔子 |
霊園の木々を揺らして秋の風 | 小川辰也 |
露の墓神は愛なりとぞ刻む | 尾好子 |
灸花咲いてほつたらかしの墓 | 猿渡律子 |
お会式のお知らせを貼る鬼子母神 | 小川辰也 |
◆名前だけはよく知っていた鬼子母神に初めて詣でた。ついで参りではあるが、雑司ヶ谷霊園へ。都電をほとんど全行程乗り、駅が多い、墓地や病院の車内広告が多い、などきょろきょろしていた。雑司ヶ谷霊園では句会仲間を見つけられたので迷わずに来られたが、一人ではどうなったことか。著名人の墓が多くあるとのことなので、探すのも難しかった。(淑子) ◆都電に乗ることはめったになく楽しみの一つでした。あっという間に霊園に着きましたが、東京では一番古い都の霊園ということで、それだけ数多くの著名人の墓があり、マップ片手に歩きました。限られた時間、迷路めく中、二つ三つ探し当てた程度でした。(律子) ◆さわやかな秋日和、雑司ヶ谷霊園と鬼子母神、気持ちよく巡る事が出来ました。初めてのところで、俳句にするのは難しかったですが、霊園では荷風、八雲、羽仁もと子、夏目漱石、竹久夢二、ジョン万次郎のお墓へ行きました。個人的には竹久夢二の墓が印象に残りました。(章子) ◆久しぶりに都電に乗りたいと思いましたが、まずは吟行の時間を多くと地下鉄にしました。帰りは都電に乗るつもりです。参道の欅並木は高層ビルも顔負けという程高く、驚きました。(操) |