Photo by Takeshi

開帳かいちょう かいちやう

厨子を開いて、寺の秘仏を信者に拝観させること。また、他の地に移して、そこで拝観させることを出開帳(でかいちょう)という。
写真手前の柱は、回向柱といって願いを込めて触れることにより本尊に伝わると言われています。結縁(けちえん)の糸が回向柱からご本尊につながっています。

  御眦またたきたまひ出開帳    阿波野青畝

  開帳や大きな頬の観世音     阿波野青畝

  あそび足して立たせらるお開帳  阿波野青畝

  蔀より外(と)の湖や出開帳   阿波野青畝

  厨子よりも出でまさんとし御開帳 阿波野青畝


撮影場所 長野県飯田市 元善光寺