茅の輪ちのわ

6月の晦日に行われる御祓(みそぎ)の神事の際、茅萱(ちがや)や藁で作った大きな輪が鳥居や拝殿の前にに掛けられる。
人々はこれをくぐって、けがれを払い、厄除けとする。

撮影場所 さいたま市氷川神社 H.14.6.30

  暁の磴あり茅の輪貫けり    阿波野青畝

 住吉の砂の音聞く茅の輪かな  阿波野青畝

  境内は古戦場なる茅の輪かな  小路紫峽

 環濠の町の氏子の茅の輪かな  小路紫峽

 神鏡に人影よぎる茅の輪かな  小路紫峽

 傘さして茅の輪くぐりの足早に 小路紫峽

 拝殿の檜の匂ふ茅の輪かな   小路紫峽