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平成16年1月4日
参加者 | 10名 |
天気 | 晴れ |
句会場 | 北とぴあ 和室 |
今回は、吟行に出かけず、お正月の遊びをテーマにした初句会を開いた。東京句会でおなじみの会場を使ったため、直接会場に集まって百人一首と投扇興を楽しんだ。 |
枕と胡蝶 |
◇上の写真は投扇興のセット。手前の図は役の点数表で、それぞれ源氏物語五十四帖の名がついている。 ◇右の写真、桐の箱は「枕」、的になる蝶を象った飾りは「胡蝶」という。扇を投げて胡蝶を落とし、その落ちた形に役がある。 ◇俳諧誌「投扇興」はこちらからごらんください。 |
◇投扇興がゲームになるのかと驚くが「役」があれだけあって得点の算定を複雑にしている所が味噌かと感心しています。(辰也) ◇投扇興を初めて見せていただき、その優雅な遊びに興じました。(信行) |
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◇久し振りに投扇興を楽しめてありがたい初句会の企画でした。簡単そうでとても難しい投扇興はよい句材となりました。(操) ◇一番点の高い100点の「夢の浮橋」、できることがあるのかしら?ホールインワンよりも難しそうです。(瓔子) |
◇戦々恐々として参加しましたが、終ったらお正月気分いっぱいの楽しい句会でした。三つ四つ歳も若がえった思いでした。(ひで子) ◇歌留多会 ああ育ちがぜんぜん違うなと諦めムード(辰也) |
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◇女性陣の博学、記憶力、運動神経にはただ脱帽の一日でした。(和男) |
◇句材にという切山椒をごちそうになりました。(操) |
切山椒 |
投扇興胡蝶の鈴のゆれやまず | 瓔子 |
窓外に筑波嶺晴れし初句会 | 享子 |
投扇興小首かしげて構へけり | 瓔子 |
極彩の明治の錦絵双六 | 丹花 |
切山椒初めて食べし香かな | 留美子 |
就中かるたに秀づ京生れ | 享子 |
投扇のまぐれあたりに喜びぬ | 淑子 |
吾が恋はどの歌に似し歌がるた | 信行 |
投げ扇ふはりと宙にとどまれる | 丹花 |
もて余す男の力投扇興 | 和男 |
歌留多読む声朗々と廊下まで | 丹花 |
投げ扇こんなに飛ぶと思はざり | 操 |
遠筑波仰ぐ座敷や歌留多会 | 瓔子 |
この日詠まれた季語たち |
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歌留多・投扇興・絵双六・初句会・切山椒 |
初笑・初電車・初雀・門松・淑気・寒紅・三寒 |
◆久し振りの歌留多会は活気があって気持ちもはずんだ。投扇興も珍しく、楽しく時間を過ごす(丹花) ◆久し振りに投扇興と百人一首をする事が出来、楽しいお正月の句会でした。遊ぶ方に気をとられて、句作りがなかなか出来なくて苦労しました。(留美子) ◆和男さんの和服姿が一段と男を上げていました。平和な日本のお正月に感謝する一日でした。(ひで子) ◆お正月遊びには傍観者でいようと決めて来ましたが、なんとなく参加する羽目になりました。でも打ち解けるきっかけにもなりました。投扇興は初めてでしたし、百人一首もそれこそ四十年ぶりといっていいほどで、それなりに楽しいひとときできた。(享子) ◆今回は遊ぶことに夢中になってあまり作れませんでした。なにせ投扇興など初体験で、なにからなにまでめずらしく、また思うようになりませんでした。(淑子) ◆百人一首にも参加できて、初句会は昔にもどる一日でした。(信行) |